見出し画像

西武大刷新 渡辺監督代行辞任へ 内部昇格なら西口2軍監督が有力候補、外部招聘の可能性も

 最下位に低迷する西武が今オフ、編成およびコーチングスタッフを大幅に刷新することが30日、分かった。日本ハムに敗れてクライマックスシリーズ(CS)出場の可能性が完全消滅し、2年連続Bクラスが確定。松井稼頭央監督(48)が5月下旬に休養し、渡辺久信GM(59)が監督代行を兼任したが、悪化の一途をたどった。同監督代行兼GMはいずれの役職も辞任する可能性が高く、球団は再建へ動き出す。

(中略)

 歴史的な低迷からの脱却を目指す来季。立て直すことは容易ではないが、後藤高志オーナーを先頭に大幅な組織改革に着手する。球団関係者は「(改革の)アプローチはいろいろある。しっかりと議論していく」と明かした。外国人補強などの編成部門、選手を指導するコーチングスタッフの刷新は避けられず、渡辺監督代行は責任を取って辞任する可能性が高い。編成の中核であるGM職も辞す可能性がある。08年から13年まで監督を務め、14年から18年はシニアディレクター(SD)、19年以降はGMとして球団を支えてきた。功労者であることから、新たな役職が用意される可能性はある。

 別の球団関係者は監督人事について「何も決まっていない」と現状を語っており、9月以降に動き出すことになる。内部昇格なら現役時代に通算182勝を挙げ、2軍監督を3年務めている西口文也氏が有力候補に挙がるが、外部招聘(しょうへい)の可能性もある。今後はフロント陣で後任監督を人選し、編成部門を含めた新たな組織づくりを急ピッチで進めていく。

 ▼西武・飯田光男球団本部長(来季の監督人事を問われ)まだ試合は続いているので何も言えません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae5effb376f4636a097a7754b6289d21c30f3e96

 このニュースのバリューが高いのは、渡辺代行が監督代行だけでなくGMも辞める可能性が高い事に触れているからだと思う。

 代行に就任した時は、シーズンが終わったらGM専任に戻るのだろうと普通に思っていた。来季誰が監督になるにしても、今のチーム状況を「現場の感覚で」知っている人がフロントにいるべきだと思っていたから。

 しかし考えてみればGMに責任がない筈がなく、特に松井稼頭央前監督の監督就任が既定路線になっていたあたりから軌道修正ができなかった事は、言い換えれば低迷の芽を摘めなかったという事だから、やはり責任がある。寂しいが、長い間お疲れ様。「新たなポスト」というのはたぶん名誉職みたいなものだろうから、ゆっくり養生してください。

 次のGMは野球経験者でなくても良いと思う。経験者ならかっての根本陸夫のような親分肌の人が良いが、今はそういうタイプの人がいない。データ分析部門を強化するという事だから、そういう方面に肯定的な人が良い。韓国ドラマの『ストーブリーグ』のペクGMみたいな人求む(笑)。

 西口二軍監督の名前が後任として挙がっているも、彼に渡せる状態とは思えないのと、私は西口が人間的に好きなので、彼が監督として批判の矢面に立ち、消耗していくのは見るに忍びない。

 デストラーデ氏がやりたがっているらしいが、監督未経験者には尚更任せられない。ただ、意欲を見せてくれているのはありがたい。彼に限らず、意欲のある人は必ずいる。OBに執着しなければ。

 発信力のある人が良い、具体的にはワンイシューをファンに浸透させられる人。かって野村監督が「センターラインの強化」を前面に出したように。今の西武は課題が明確なのでファンと共有はしやすい筈だ。

 それと明るい人が良い。明るさと厳しさを持って若手を伸ばせる人。ファンが希望を託せる人。

「何も言えません」というのは「何もしてません」という意味ではない筈なので、水面下で話は動いているのだろうが、「大幅に刷新する」のならOBにこだわらないだろう、と思いたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?