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【オールスター】ヤクルト長岡秀樹が中日村松開人を抜き再びセ遊撃手1位に/ファン投票中間発表

 日本野球機構(NPB)は5日、「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日=エスコンフィールド、同24日=神宮)のファン投票の第12回中間発表を行った。
 セ・リーグ遊撃手部門で、ヤクルト長岡秀樹内野手(22)が22万5406票を集め、中日村松開人内野手(23)を抜いて再び1位に浮上した。村松は22万票で、両者の差は5406票と激しい争いとなっている。
 その他の部門では、選出圏内に変動はなかった。パ・リーグは、日本ハムの選手がDHをのぞく9部門で1位を占めている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1b7bfb0f29eeceb1e115eac6a1285ec5465ec03c

 宮本慎也が現役晩年にサードに転向して以来、ヤクルトのショートは中々定着しなかった。一時的に定着した感じがするのはFAで獲得した大引啓次くらいだろうか。以後、荒木、鬼崎、藤本(FA)、西浦、元山…宮本の現役晩年と前後して、ショートとして獲得した選手は皆定着できなかった。川端だって最初はショートだったのだ。
 何が定着していようがいまいがチームが強ければ良いのだが、「一番打者」と「ショート」が定着していないと、何かチーム全体が「地に足がついていない」感じがしてしまうのだ。
 一番打者は丸山がいる。かくして地に足がついたヤクルトだが、浮上の気配はあまりない(悲)。

 それでもオールスターのファン投票で高い得票率をマークするのは、前の記事でも述べたがプロ野球ファンの良心みたいなものだと思う。つまり自分の贔屓チームがどこであるかに関係なく、その時々々々で活躍する選手を認めてやろうという。
 これは12球団のファンが、長年かけて互いに育ててきた仁義というか紳士協定みたいなもので、大げさではなく、それがあるから12球団は維持されているのだと思う。

 リーグを代表するショートを輩出するのは気分が良い。でもヤクルトが浮上するには継投の勝ちパターンを確立しないと厳しいよな…と現実に引き戻されるのだった。

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