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野球場図鑑/広島市民球場

【所在地】広島市南区南蟹屋 2-3-1
【右翼】100m
【左翼】101m
【中堅】122m
【収容人員】33,000人
【アクセス】JR広島駅南口から徒歩15分
【リンク】
 広島東洋カープ公式サイト
 Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム)公式サイト
【ネーミングライツ変遷】
 Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島 (2009.4~)

左右非対称の個性的な設計。

 旧広島市民球場の老朽化と、2004年プロ野球再編騒動をきっかけに「新市民球場」建設の機運が高まった事から計画が進められ、貨物駅である東広島
駅のヤード跡地に2009年開場した、広島カープの新しい本拠地。開場と同時期に東洋工業が取得したネーミングライツにより命名された「Mazda Zoom-Zoomスタジアム広島」を略した「マツダスタジアム」の通称が定着している。建設の際は、参加企業の撤退等危機に見舞われたが、かって広島カープ存続のためにファンが行った「樽募金」と同様の「樽募金」も各地で行われた(筆者も寄付した)。
 建設用地の形にはめ込むために、日本のプロ野球常打ち球場では珍しい「左右非対称型」のボールパークとなり、総天然芝はじめ「寝そべりシート」や「タダ見エリア」等遊び心のある新機軸を意欲的に取り入れ、旧市民球場から雰囲気は一変。カープの観客動員増に大いに貢献し、2016年からのカープ3連覇という黄金時代も経験した。
 しかしこの画期的なボールパークもまだ「日本一」の舞台にはなっていない。代表的なメモリアルには福留孝介(阪神)の2,000本安打、菊池涼介(広島)の1,500本安打達成がある。

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