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野球場図鑑/宇都宮清原球場

【所在地】宇都宮市清原工業団地 14
【両翼】97.6m
【中堅】122m
【収容人員】30,000人
【アクセス】
 宇都宮ライトレール「清原地区市民センター前」下車
【リンク】
 宇都宮スポーツナビ

ネット裏から。

 宇都宮市東部・清原工業団地内の総合公園にある、プロ野球公式戦にも使用される野球場。Jリーグ・SC栃木のホームである栃木県グリーンスタジアムや作新学院大のグラウンドも近い。同工業団地は国内最大級の規模を誇りカルビー、東洋紡、中外製薬、JT、マルハニチロなど有名企業の工場が入っている。
 工業団地だけあって休日はまったく静かな陸の孤島のような場所だったが、2023年8月の宇都宮ライトレール開業により公共交通機関で容易にアクセスできるようになった。高校野球選手権栃木大会の決勝をはじめとした高校野球と、時たま開催されるプロ野球以外での実績があまりなかったが、今後活躍の機会が増える事に期待したい。
 プロ野球チームを誘致しても良い程立派なスタジアムで、特にコロッセオを模した外壁と、完全な円形であること、かつ内野から外野への傾斜がほぼ直線に保たれているのが美しい。1988年開場だけに老朽化が否めないが、それすらある意味サマになっている。
 しかしさすがに2022年度より具体的な改修計画が進んでおり、内野席の個席化以外は外見に大きな変化はないが、防水工事、イベント関係者のための部屋の増改築、照明のLED化が検討されている。スタジアムが「コンパクトシティ」に組み込まれて活性化するのも「LRT効果」の一部だと思われる。

中世の西洋建築を思わせる造り。

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