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今更だけど【ワット】を語ろう!!!!!!

【ワット】とは

「そもそも【ワット】ってなんやねん」
という方に。

こちらは私が4月に出したオリジナル曲であります。

作詞作曲:羅内ビビ
編曲:爪楊枝地獄
ギター:238。
イラスト:望野くてむ
という歌唱以外完璧と言っていい曲はこちら↓

まだの方は是非この曲を聴いてからお読みください。


始めに

ワットを投稿して速攻で解説的な記事を上げるのは、視聴者の思う解釈を阻害してしまうのではないかという理由で、今の今まで書かずにおいていた訳なのだが、そのまますっかり忘れていたのが正直な理由である。

でもだからと言ってこの曲が何の意味も持っていない訳はなく。
というか歌詞からMVから何かそれっぽい物がこもっているのは大体皆様もお分かりだろう。

ただ、言い訳になってしまうかもしれないが、
正直この曲を語るのは少々恥ずかしかったというのもあり、というのもあまりにも感情を詰め込んだため、この曲の全てを語るとなるとその時の私をそのまま暴く事になってしまい。それは少々こっぱずかしいのだ。

なので、皆々様の解釈を尊重するというのも込めて、
本記事ではあくまでも「こういうことこだわりました!!」路線で書かせていただくし、これは【イア】の時にも言ったかもしれないが、

「作者が勝手に言っているだけ」
なので、あまり気にせず皆様にはそれぞれの抱える鬱屈とした感情を自由にこの曲に重ねていただきたいのが本心である。

本題


テーマ

この曲は、見ていただいてわかる通り凄く鬱屈としているような曲である。
テーマはあまり決めていなく、その場のパッションで書いた曲なので強いてテーマを決めるとすれば【パッション】か【嘆き】かのどちらかだろうが絶対に後者だろう。

あとこの曲の特徴的な点としては、この曲には救いはない。

何故なら、概要欄で分かる通りこの曲は【過去の記憶】の話だからだ。
何があったのか分からないが、それはしんどくて辛くて苦しくて
でも、そんな過去にまだ縋り続けているという曲なのである。

皮肉なもので、その当時はいまだ新鮮に思い出せるほど辛くて辛くて堪らなかったが、それでもそれは能動的な刺激で、その分その中で味わった幸福人一倍だった。
だが、その苦痛から逃げた事で目の前にあったのは「なにもない」だった。

全てが止まって、
もう今や追憶することしかできなくなってしまった。
逃げる以外の選択肢をもし見つけられていたのなら、今頃は、まだ自分は貴方のそばにいられたのかもしれない。
思い出す度に、もう戻れないという現実が重くのしかかるのに
それでも貴方を忘れられない。

ざっくりいえばそういう感じです。

でも、正直他でもちょろっと言った気もするが、この曲自体羅内ビビがとある日の深夜にその時のテンションで一晩で作った曲なため、その分作っている時に何を考えていたのかが、勢いで作り過ぎていて曖昧な節がある。
というかもう制作に着工して半年ぐらい経っているから普通に曖昧。

意味

この曲のストーリー的な話は上記のような感じだが、ではこの曲を作った意味は何なのだろうか。

ずばり、コレは羅内ビビが自分自身のこれまでを整理するためである。
この時の羅内ビビはすこぶる調子が悪かった。
だからその原因となる出来事とどうしても決着を付けたくて、そのために、その物事を【作品】という生産性として昇華することで、落としどころを付けた訳である。

あと、単純に熱唱できるタイプのオリジナル曲が欲しかった。

だから、作っている最中はまだ自分の気持ちを整理し続けている段階で、これが【ワット】として世界中に投稿された瞬間に、初めて終わったような。
例えるなら、今も続く長い歴史の中でのとある出来事が、一つの出来事としてタイトルがつけられ、本として完成させたことによってはじめてその出来事として完結し【過去のもの】になったというような…..言語化が難しい。

とりあえずラベリングすることによってやっとこれを【過去】として認識し前を向きたかったから作った曲という事だ。


小噺

本当は歌詞にもある通り「冬が始まる」という事で、10月とかに出したかったのだが、何をどうとち狂ったのか翌年の4月1日になってしまった。
この時期の話がこの作品において悔やまれる2つのうちの一つである。

そしてもう一つは
本当は男性に歌唱させたかった。
羅内ビビじゃなかった….。
歌うの自体は楽しいけど、これは男性だやっぱり…。

あとは、今回のイラストの構図は結構前回の【イア】よりもこだわったという事ぐらいで、
それについては、なんならこの曲はイラストをから始まったといっても過言ではない。
最初に何となく描いたイラストで、手に持った蛍光灯を神の輪のように見せるのは凄いイイんじゃないかという天才的な発想から、イメージを得て、そこに記憶を肉付けしていったら大分自我が強めになってしまい、結果こだわりが強くなってしまったという感じである。

でも凄く楽しかった。
これは【イア】の時もそうだが、作詞をしている時が一番楽しい。
逆に一番苦手、苦痛なのは、Aメロとサビができている時にソレを繋ぐBメロを考えている時と、シンプルにMVを作るとき。
前者は、Aメロとサビがそれぞれのびのびやっている皺寄せがすごいというので、後者は普通に腰が上がらないという怠惰である。

そそてその後者の怠惰が前述した投稿の遅れにダイレクトに繋がったわけですねはい。

次回作について

次回作についてはあまり具体的には考えていないが、まだまだ作りたい意欲はある。
今度は【イア】をもう少しポップにしたような曲を作れればと思っている(あくまで未定)
【ワット】に関しては番外編みたいなところがあるので、これから曲を出すにしてもあの曲は例外的な立ち位置の作品になるだろう。

もう何曲か作ってちゃんと曲でも人気になれるようになりたいものですね…


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