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介護用品と生理用品の違い

こんにちは、白紫菖蒲です。
今日は「介護用品と生理用品の違いを知って欲しい」事を書き記して行きたいと思います

私は女性なので、生まれ持って
子どもを産む機能を備わっております

世の中の子宮を持った女性は
思春期から月経がはじまり40~50年
毎月のように痛みや下腹部の重み
腰痛、頭痛、吐き気、貧血など
様々な不調を抱えながら生活をしています

そして壮年期を迎え
閉経となっていくわけですが
閉経時もホルモンバランスが崩れ
顔のほてりや疲労感、虫が這うような感覚など
様々な不調を抱えながらその時を迎えます

子宮という機能は神様の作った最高傑作だと思います


子どもを産むために作られた機能ですし
赤ちゃんを育てるために
体の中で一番柔らかい筋肉で出来ています
柔らかいと何が良いかというと
伸縮が他の筋肉より大きいということなんです
育てる時は伸びて、生まれたら縮んで…

私の子供で例えますと
生まれたときは、身長が50㎝で体重が3.5㎏ありました
赤ちゃんに栄養を送る胎盤を併せると
5㎏になっていたと思います

毎日、50㎝、5㎏をお腹に携えて生活をしていて
それを守っていたのが子宮ですから
神秘以外の何物でもありません

そして、子宮の素晴らしい所は
「鈍感な臓器」と言われるくらい痛覚に対して
鈍感なんです

出産のときは脂汗をかくほど痛みが尋常ではなく
分娩台の柵を、へし曲げるかもしれないと
何度も思いました(笑)

その痛みを覚えているかと言われれば
今は、もう覚えてない事の方が多いです
そうでなければ、2人目3人目と
出産するのが億劫になってしまいます

もちろん、また分娩の時の痛みか…と
想像することは出来ますが
その想像以上の感動であったり
達成感というのが上回っていくんですよね


話を戻して…
昨日、薬局に買い物に行きました
その時に駐車場で「賃走」と書かれたタクシーが
お客さんを待っていたんです

薬局の中に入ると、
1人のご高齢の女性が「生理用品売り場」の前で
カートを引きながら商品を選んでいらっしゃいました

商品を間違って購入するかも…と思い
様子を見ていましたが
カゴの中には「介護用の尿取りパッド」が
入っていましたので
声をかけずにその場を立ち去りました


生理用品と介護用品の違いは何だろう?

介護士として伝えたいことですが、親の介護であったり、パートナーの介護をするとき、男性、女性関係なく知って欲しいのです

※参考記事はこちら

簡単に申し上げますと、水分を吸収するポリマーがあるか無いかです。生理用品にはなく、赤ちゃん用介護用には吸収ポリマーがあります。

男性が生理用品を購入することはあっても、使用することはあまりない、若しくは全くないかもしれませんが、尿と経血では粘度など全く違うものになります。

そして、注意して頂きたい点として、尿取りパッドを一回使って捨てるのはもったいないからと、半分に切って使用されているご高齢の方もいらっしゃいます。

中に入っている、吸収ポリマー、ドライポリマーは小さな粒ですから切って使用すると、水分を含んだポリマーが肌に引っ付いて、かゆみや肌荒れの原因になります。

老化現象の一つとして、肌の表皮が薄くなります。乾燥や肌荒れが起こりやすく、少し力強く押さえただけで青アザになりますし、皮膚が破れやすくなります。認知症の方ですと、かゆみがあると一日中掻きむしってしまい、かゆい場所が広がったり、出血や不眠を引き起こしやすくなります。

そして、水分を吸収しないということは、尿が肌に残ったままになりますので、かゆみの原因になり、匂いも残りやすく、良い事がないんです。


そして、もう一つ、お願いになりますが、
薬局等で介護用品を販売するときは、
なるべく陳列棚の下の方に商品を並べてください

今回、高齢の女性の方が売り場で
商品を選んでいらっしゃいましたが
円背(えんぱい)の方でした

介護用語でいう円背とは
腰が曲がっている状態のことを言います

押しているカートと同じ目線でした


円背の方は立っている、歩いている時
自分の目線より上を見る事が難しいんです

腰が曲がる状態というのは
骨が変形しているので、腰を伸ばす事が出来ません
もっと言うと骨を折らない限り伸ばせません

そういった身体状況で陳列棚の上にある
商品は目も手も届きません

介護施設では、ご高齢者様の手が届くように
なるべく下に物を置きます

だいたいですが、床から1~1.5mの場所に
必要なものを置きます
鉛筆とか新聞とかね

生理用品は上段に
介護用品は下段に
置いてくださると有難いですね

そして、高齢者に良くある目の病気
「白内障」は「赤色」が見えにくいと聞きます

商品パッケージで生理用品も介護用品も
「赤色」を使われる事は色んな意味で
あまり無いかもしれませんね


そんなことを思いながら
日々を暮らしている私は
完全に日常生活も「介護脳」なのかも
しれませんね

本日も読んでくださりありがとうございました
誰かの一助となりますように

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