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介護士として出来ること

こんにちは、白紫菖蒲です
今回は「介護士として出来ること」について書いていきたいと思います

昨日の国会での分科会にて、第6波の感染者数がピークアウト可能だが、急激な新規感染者数の減少は見込めない事。それに加え、高齢者の重症化と死亡率が上がっているため、高齢者施設等での感染対策の強化が望ましいとの発言がありました(ニュース記事はこちら

高齢者施設の感染対策については、周りの医療機関や地域の連携が非常に重要な局面にあると仰ってみえましたが、高齢者介護の現場に居た身としては、地域との連携は一朝一夕ではなかなか難しいのでは…。日頃から地域との関わりや自治会での活動に参加をする等のパイプを持たないと、厳しい地域もあるかと思います

医療機関に関しては、2025年を目途に地域包括ケアシステムの実現を厚労省は掲げております。地域包括ケアシステムとは、簡単に説明すると、2025年には後期高齢者(75歳以上)が約4人に1人の割合になると想定され、介護が必要となる世帯の増加や老々介護の問題を加味し、慣れ親しんだ地域で在宅生活を長く暮らしていけるように、地域、医療、福祉が連携をしていきましょうという構想ですが、世界的に状況が一変しましたので、何かしらの動きが出るかもしれませんね

日々、高齢者施設等の感染症対策に対し、厚労省や都道府県の動きが活発ですし、各事業所におきましても、感染予防の対策を色々と悩みながら対応されていることと思います

ただ、状況が一変した中で、介護士としてご利用者様の「出来る事、出来ない事」がはっきりしたと思います。そう感じませんか?

感染症対策に追われ、そういった事まで目が向けられないかもしれませんが、ちょっと見方を変えると見えてくる事があります

例えば、
マスクをして顔の半分が見えない状態なのに、
相手の名前を呼ぶことが出来る

これだけでも、そのご利用者様の状態が分かります
・顔が見えていなくても、髪型や服装を覚えている
・相手の声を通して誰かを理解している
・マスク越しでも聞こえている事実

こういったことに目を向けると、今まで見えてこなかった部分がもっと見えてくると思います

高齢になってくるとネガティブな部分に目を向けてしまいますが、本当はもっとご自身で出来る事があったんだと現場で実感し、新しい可能性を見つけることによって、自分の介護士の経験として、今以上にスキルアップやアプローチが出来ると思います

そして、その目線を他の職員と共有し、さらに新たな可能性が見えてくると現場の活性化にも繋がっていきます

介護士の本分は
「一緒に暮らす」事です

感染症対策である、手洗い、うがい、アルコール消毒が生活の一部になってきた昨今、介護士が面倒くさがらず、あきらめない事で安心安全が守られていくことになりますし、自分自身や自分の家族、ご利用者様を守る事にも繋がっていきます

この状況を乗り越えていける事を願い、保健所や医療従事者の方に敬意と感謝を述べたいと思います

本日も読んでくださり、ありがとうございます
誰かの一助となりますように

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