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海外駐在経験シリーズ(5) NY

 バックグランドチェックの重要性について 

 人材採用の最終段階では、人事部門としての最終確認として、外部調査機関を利用して最終候補者の犯罪歴等を確認する「バックグラウンドチェック」を実施していました。

 候補者と何度か面接を重ねた後、現場のマネージャーから最終選考に進めても問題ないと判断された場合、社内の最終プロセスとして履歴書を外部調査機関にFAXで送付し、チェックを依頼します(今は、FAX自体ではやりとりしていないと想定しています)。 ご想像の通り、FAXで回答を受け取る際に、手書きのため字が潰れて読みにくく、何度も再確認をしたことがありました。

 私が駐在した5年間で、犯罪歴が確認されたケースは一度だけでした。重犯罪ではなかったものの、金融機関において信用は非常に重要であるため、どのような犯罪歴であれ、過去に履歴が出てきた場合、会社としては不採用とする方針を取りました。

 面接や履歴書では候補者のすべての情報を取得するのは難しいので、気づきかない点はどうしてもあります。しかし、採用プロセスを一つ一つ段階を経て条件をクリアした人を最終選考者として採用するのであれば、企業側と応募者側の双方は、最終的にはWin-Winの関係を築けるスタートが切れたと
考えます。

 今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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