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ちひろ美術館の『ショーン・タンの世界展』に行ってきました!

どうも、間借り本屋『タカラ~ムの本棚』の店主タカラ~ムです。今回は店の話でもなければ、選書の話でもありません。

2019年5月11日から7月28日まで、東京都杉並区上井草にある「ちひろ美術館」で『ショーン・タンの世界展』が開催されています。先日、会社をお休みして(休日出勤の振替です)行ってきました。

高田馬場から西武新宿線に揺られて上井草へ。駅に降りて驚いたのは発車ベルがガンダムのテーマ曲だったこと。なんで?と思いながら改札を出ると、駅前にドーンとガンダムの像が!

ガンダムには全然詳しくないので知らなかったのですが、上井草にはガンダムのアニメを制作したサンライズという会社があるとのこと。なるほどねぇ。

上井草駅からちひろ美術館までは歩いて10分ほど。途中の電柱に案内板が出ているので、よほどの方向音痴でなければ道を間違えることはないでしょう。

受付で入場料800円を支払って館内へ。『ショーン・タンの世界展』の会場は2階の展示室です。ちなみに、1階の展示室はいわさきちひろの作品を常設で展示しています。ちひろのアトリエを再現したスペースもあるので、特別展だけでなく常設展も合わせて見学することをオススメします。

『ショーン・タンの世界展』は、「アライバル」と「内なる町から来た話(邦訳仮題)」の原画、ショーン・タンが世界各地を訪れた際に描いた油絵が展示されています。中でも「アライバル」については、原画に加えて創作メモやアイデアスケッチなども展示されていて、普段は接することのない作家の創作の内面をうかがい知ることができます。

展示スペースはコンパクトですが、ひとつひとつの作品に記された解説をゆっくりと読み、作品を鑑賞し、思索にふけるには適した空間だなと思います。開催期間中に何回か訪れたいとも思います。

展示を見終わっても、そのまま帰ってしまうのはもったいない。ここは、カフェでひとやすみします。受付から展示室へ向かう途中にカフェスペースがあって、お茶とスイーツがいただけます。今回は、ネットで見て気になっていた、いちごのババロア(数量限定)とりんごのアイスティーをいただきました。

お茶とスイーツで一息ついたら、最後はミュージアムショップでお買い物です。ここはしっかりと自制心をもってのぞみましょう(おおげさ)。油断すると物欲に負けて財布の紐がフルオープンになりますよ。

私が買ったのは、『ショーン・タンの世界展』の図録「ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ」、最新刊の「セミ」、ミュージアムショップ特装の「エリック」、エリックがデザインされたトートバッグです。図録には、ショーン・タンが展示会のために描き下ろしたイラストが付録になっています。付録つきの図録が買えるのはミュージアムショップのみなので、これは絶対に買いですよね!

他にも、ショーン・タンの作品や作品に関連したグッズが販売されています。いわさきちひろの作品やグッズも販売されていて、そちらも思わず欲しくなってしまいます。

展示会はまだまだ始まったばかり。もう行ったよ、という人もいるでしょうし、まだこれからという人もいるでしょう。この記事が、これから出かける方の参考になればと思います。

最後にひとつ。6月29日にショーン・タン作品の翻訳者である岸本佐知子さんと翻訳家の柴田元幸さんによる特別対談イベントが開催されます。参加申し込みの受付は5月29日からとのこと。これはぜひ参加したいイベントですね。


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