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人生で初めてスキニーパンツを履いて、新しい自分に生まれ変わってみた

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ファッションには流行というものがある。これを書いている私はファッションに疎いのだけれど、ここ最近はオーバーサイズのものが流行っているという印象を受ける。今年の夏は私もそのようなTシャツを着ていた。

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この記事を書いている地主です!

流行というものもあるけれど、個人的に好きというのも服装には反映される。それはサイズ感にも反映されるだろうし、色などにも影響する。流行りの色はあるけれど、個人的に好きな色を着る、というのも別に悪くない。

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私はこのようなズボンを好みます!

私はもう何年も、というか記憶のデータベースで検索する限り、基本的に幅のあるズボンを好んで履いている。幅が広いズボンしか履いてないのだ。いや、ズボンと言うのは古いかもしれない。言い直そう、幅の広いパンツしか履いていない。

もちろん幅広いパンツを好む理由がある。楽だからだ。ユルユルだから楽なのだ。締め付けられる感じが全然しない。もはや履いてないと言ってもいいほどの楽さを感じる。このようなファッションを自分は続けるのだと思っていた。

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幅広いでしょ!

ただ最近、変化が欲しいと思い始めるようになった。ダイエットをして体重が減ったというのもある。もっとシルエットを意識したパンツを履いてもいいと思ったのだ。また刺激が欲しかったのだ。何年も同じでは飽きてしまう。変化を欲した冬だった。

そこで私はパンツの幅を細くすることにした。

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スキニーパンツを履きました!

パンツがパツパツである。こんなパンツを履いた記憶がない。普通のスキニーパンツなので、誰もが履いたことがあるのだろうけれど、私は肌にピッチリとするものを避けてきたので、初めてで新鮮だった。

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ピッチリだね!

スウェットスーツか、と言いたくなるほどに肌にまとわりつく。吸い付くように肌に布が寄り添う。これはこれで逆に履いていないかのように感じた。先の私が好んだ幅の広いパンツにしても、今のスキニーなパンツにしても、ある程度まで行くと、もはや履いていないと感じるようだ。でも、大丈夫、ちゃんと履いているから。

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履いています!

締め付ける感じに、最初は違和感を感じたけれど、やがて気にならなくなった。その結果の「履いていない感じ」ということになる。ちなみに上半身が急にモコモコになったのは寒くて、パーカーの中に防寒着を着たからだ。そのためか、より下半身のピッチリ感が際立っている気もする。

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軽やかです!


ラムネの投稿を試す

生まれて初めてのスキニーパンツを履いた状態で、ラムネに投稿されたゆるネタを試してみたいと思う。スキニーパンツを履くことで私は生まれ変わったのだ。そんな新たな気持ちになったからこそ、試したいゆるネタがあるのだ。

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足がムチムチでかわいい、というとてもほっこりする投稿があった。確かに赤ちゃんの足はムチムチな印象がある。偶然なのだ、私も先ほどスキニーパンツで生まれ変わったと書いた。つまり赤ちゃんなのだ。私の足を見てみようではないか。

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ムチムチだ!

スキニーパンツのおかげで、足の筋肉というのか、肉付きがよく見えるようになった。ただ赤ちゃんとは違い、特に「かわいい」という感想は出てこない。生まれ変わったところで、やはり30代男性は30代男性ということなのだ。

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次は「ロック画面を変えてみる」というもの。ちょっと気分変わる気がする、と書かれている。いいかもしれない。スキニーパンツにより、私の気分はいつもと違う。さらにロック画面を変えることで気分が変わる。変わりすぎちゃって、もはや私が私ではなくなるかもしれない。でも、ロック画面を変えよう。

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ロック画面を、

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思い切って、

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変えてみました!

「新たな私」というタイトルにしたい写真が撮れたので、ロック画面にした。今までのロック画面はデフォルトのものを使っていたので、スキニーパンツの私により、私だけのロック画面になった。

ただスマホを使う度に自分が出てきて、新たなる罰ゲームのような気がした。確かに気分は変わる。これはなんだ、という謎の気分に。ロック画面に自分のスキニーパンツは違うと気が付いた瞬間だった。

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「ラジオ体操を本気でやる」というゆるネタをやってみたいと思う。スキニーパンツでの運動はどのような感じになるのだろうか。もはや履いていない感じなので、実は運動に向いているのかもしれない。

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動けるね!

ストレッチ性のあるスキニーパンツということもあって、意外に動きやすかった。ラジオ体操を超える体操になっていたと思う。幅の広いパンツと違い、体にバネのようなものを感じる。いつもより高く跳べている気がするのだ。ラジオ体操にはそんなに飛ぶところないけど。

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最後は「川辺の石を積み上げる」。それぞれ生い立ちの違う石を積み上げると気持ちがいいそうだ。私はあまり器用ではないので、得意な作業ではないけれど、スキニーパンツにより今日が私の新しい誕生日、ということで挑戦したいと思う。

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石を、

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積み上げる!

これが意外に楽しかった。不安定に見える石が積み上がっていく様と、見えないけれど、石を拾う時のヒップラインがスキニーパンツにより美しいのではないだろうか、という推測。その結果、楽しかったのだ。不器用は変わりなかったけれど。

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すぐに倒れた!

以上がスキニーパンツでの1日だった。今まで履いたことがなかったので、履いている人を見ると「窮屈じゃないのかな?」と思っていた。ただ履いたら、「あり」とわかった。実際に自分でやってみないとわからないのだ。ちなみに適当に買ったスキニーパンツは女性用だった。男性でも履けるんだね、それも発見だった。

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女性用だった!

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あとパーカーの下はちゃんちゃんこだった!





地主恵亮
1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「インスタントリア充」(扶桑社)がある。
https://twitter.com/hitorimono

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