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アニメ『スキップとローファー』 感想

パッと見た感じイケメンと素朴な主人公の学校もの。少女漫画かと思いきや青年誌アフタヌーン。青年誌の恋愛より?の学園ものってあんま見たことないなと思ってどんなものかな、と視聴し始めた。

配信勢だから遅れてやっと最終回を見れたので感想。ちょっと人間関係ドロドロしかけるけど引っ張らないから安心して見れた。登場人物のそれぞれの性格の良いところだけではなく、悪いところも出しているけど、悪いところが後味悪く残らないように上手く主人公が周囲に影響を与えるから、見た後の心がスッキリするような清涼感がすごい。続き見てぇなぁって思ったけどP.Aは2期をやらないからなぁというネットの情報が本当であれば、唯一このアニメに対して残念に思ったところはつづきをアニメで見られる確率は低いというところ。

印象的なのは主人公「みつみ」の同級生「ミカ」の「私が人の悪いところを見つけてる間にこの子(みつみ)は人の良いところを見つける(うろ覚え)」と気付くシーン。「ミカ」に対して最初に良い印象を持つ読者は少ないだろうけど、一番リアルに多いのは「ミカ」なのでは?と思った。カーストを気にしてて、おしゃれとか流行とかちゃんと把握して上手く学校生活を送ろうと気を張っている。「みつみ」レベルに真っすぐ純粋であったり、美形な「シマくん」や「結月」は少数派だろうし、「誠」みたいな人見知りで考えすぎる子も多いかもしれないけど、変わろうとして「結月」に対して行動を起こせる子は少ないだろう。だからこそ「ミカ」が同級生の良いところに対するコンプレックスが出るとあぁ~そういう感じ学生時代にあったなぁ~ってなって、心臓がキュッとなる。「ミカ」が主人公たちに心を開いていく過程は結構時間がかかってもどかしいけど、過程が丁寧だからこそであって良かった。


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