#5 / 凛として時雨【My Fav Song】
秋のにおいを感じると、必ず思い出して聴いている曲。
ダークな雰囲気の中に、静と動が渦巻いてて
それでいて、聴くと妙になつかしくて落ち着く不思議な曲。
「そう、これもわたしなんだな、仕方がないよな」って、背中からそっと肯定されるような。なんだろうか、自分の心の温度と似ている感じがするんです。
せめぎ合うドラムとベースとギターの音に、堰を切ったように叫ぶTK氏のボーカルが重なる。ラストの345さんのボーカルは無機質なようで、どこか女性の母性を感じる。
歌詞から想像する景色は聴く人によってそれぞれなのだけど。
個人的には、罪悪感に苛まれる絶望の中に、ほんの一握り残っている希望=許しを感じる曲。
「君」は「僕」自身。
自ら舵をとるのではなく、自分の中の焦燥感や劣等感まかせにしていたいけれど、今見ている鮮やかな夕景が明日へ誘うならば、この想像力の支配から解放してほしい。いや、解放しよう。
そして君は、いつか僕になる。
語彙力が足らずにまとまりませんが、好きな曲です。
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