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Happy Birthday To Me (ver.2022)

ーーー 以下、長いだけの意味のない駄文です。 ーーー

「我が家には誕生日を祝う風習はない!」

小学校低学年の頃だろうか、我が家の絶対的権力こと、母は宣言した。

父は、まぁ、発言権がない人だったのです。

我が家というか、母は大変変わった人で、誕生日もクリスマスも灌仏会も
何も知ったこっちゃない。法定休日以外は普通の日だろうと。

よって誕生日を祝うという風習は、我が家にはありません。
気が向いたらケーキがあるかな?と言うぐらいで。

そんな中、唯一お祝いしてくれていたのが小学校の朝の会。

日めくりカレンダーに生徒の誕生日を書いて、今日の誕生日の人を祝うイベントも、上皇様が平成天皇陛下として即位されてから、祝日としてスキップされるようになってしまうのでした。

まぁ、こんな人生だったから「己の生誕は己で祝う。」というのが
私の中の普通の認識となってしまいました。

生まれてきてくれてありがとう、俺。たぶん。

よって己がお金を稼げるようになってからは誕生月は無制限に時間とお金を使っていい日というように定めています。

前置きが長くなりましたが、
今年のテーマは「最高のカメラで推しの写真を撮る」として、
11月頃、いや10月より準備を進めてきました。

そして準備されたのかこちら。
中判カメラのZenza Bronica S2

Zenza Bronica S2 グレーとブラックの2台

なんで2台あるのかって?そんなもの色違いがあったら
集めてしまうという自然な流れですよね?

近年の高性能なデジタルカメラの高解像の画像もいいのだけど、
フィルムならではの味わいがある雰囲気で、背景のボケも中判ならでは
のものがある。

ってネットの人達が言ってました。

そういわれたら試してみたいのが人情。

これで推しを撮ったら、ただでさえ素敵な推し様が、
もっと素敵に記録できるんじゃないか?

そうワクワクしながら、こいつと三脚を背負って、推し様の撮影会に
お伺いしたのが先週末の話。

異様な光景に「何それ?」と驚く推し様に「これ自分への誕生日プレゼントなんす」と答えて機嫌良くバシャバシャと撮影して意気揚々と現像に。

「だいたい2週間後に現像あがりますね〜」

。。。クリスマスコスプレの現像あがりが2週間後って。
もうクリスマス終わりますやん。

やっちまったな。己の誕生日の現像結果までを含めて己誕プレなのに。

残念な気持ちを抱えながら、いつも日々を過ごしていると
推し様のShowRoom配信が。

見ていると昨日誕生日だった方にバースデイソングを歌ってくれる推し様。

いいなぁ。とういえばその方お会いした時に誕生日って言ってはったな。
人様から祝ってもらうって。羨ましいな。
それも推し様からとは。全く持って羨ましい。

と他人事のように眺めていると。

「らむ〜ださんも今日誕生日だよね?」と私にもバースデイソングを
歌ってくれる推し様。

「尊い」ってこういうのはこう言う気持ちなんだなと改めて思った。

そして次から次に同じ推しを応援する皆さんからもお祝いのメッセージをいただくことになり、人生で初めてこんなに短時間でありがとうという言葉を使った気がする。

数十年ぶりに人様からお祝いの言葉をかけていただいて、「実家に心を置き忘れてきた男」と言われて久しい私も、久しぶりに人間らしい気持ち、温かい気持ちになることができたのでした。

今年は良い一年のスタートになりそうです。

本当に皆さんありがとうございます。

推し様も、皆様も素敵な1年になりますように。


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