教師132日目~学級経営~

スケジュール

8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 授業
9:50~10:40 事務作業
10:50~11:40 授業
11:50~12:30 昼食&休憩
12:30~15:20 時間割調整
15:20~15:50 初任研
15:50~16:10 授業参観
16:10~16:25 掃除
16:25~16:30 ST
16:30~17:30 実験&発表準備
17:30~18:00 授業振り返りシート添削

やはり2週連続で土日潰されると精神的に厳しいものがある。
まだ、若いので体力は余裕があるが休みがなく働くと何のために働いているのか分からなくなる。
本当は生きるために働いているはずなのに働くために生きているみたいな感覚になる。

今日はその状況に加えて、自由にやらせてくれていると思っていた人から服装について指摘を受けた。
恐らく、他の人から陰で色々言われているのを見かねて直接言ってくれたと思うが、この人もそういうこと言うのかと少しがっかりした気持ちになった。

その人は僕が持っていない規律ある組織を作る能力には長けているが、逆に近寄りがたい雰囲気を醸し出すところがある。
本来はそういう人ではないので、意図的にやっていると思うがやはり威圧的な雰囲気を受ける。

その人のクラスは規律あるクラスになるが、それと同時にそこに適応できない生徒が零れ落ちて不登校になる傾向がある。
どちらが良いのかは分からないが、僕は常に自由を愛する人間なので僕からすると少し息苦しいなと感じてしまう。

ただ、その人のすごいところは完璧に行動と人格を分けて考えられていて、僕に指摘をした後何とも無かったかのように接してくれる。
この人の行動と人格を分けて扱ってくれるところは見習うべきところが多いなと思った。
それに加えて、自分の良さである懐に入る力や関係構築力を活かしてさらに良い担任になっていきたい。

各クラスを見ていると完全に担任の色が出ている。
僕も早く担任になって、クラス全員が居心地が良いと思えるお互いの自由を担保出来るクラスを作っていきたい。


今日、授業でも話したが外見や服装については人から何かを言われる筋合いがない。
なぜかと言うと誰にも迷惑をかけていないからだ。

ただ、服装で人を判断するような教師として人を見る目がないような人間もたくさん居るのでそこら辺とどう上手くやっていくかが勝負になる。
どの職場でもそうだが、一人ではどれだけ能力があっても良い仕事は出来ない。
人は論理よりも感情が強く働く場面が多いので、この人になら協力してあげようと思われる事が大切だ。

そう思うと、変に意地を張らずに適度なところで妥協するのが良いとも言える。
ただ、それが当たり前だと思うと組織に染まりすぎてしまうので適度に違和感を残しつつこっちが妥協している感覚で適度に従っていくことが必要かなとも思う。

僕が担任として、クラスを作る時も大切にしたい価値観が自由の相互承認だ。
40人居れば40通りの価値観があるので他人が違和感を感じる部分はなかなか分からない。
だからこそ違和感をきちんと口にして、価値観の擦り合わせを行い、相手の為に妥協出来るところは妥協する、譲れないところはそのように伝える。
このような主張と譲り合いで成り立つクラスを作りたい。
もちろん、担任である僕も譲れないところと譲れるところがあるし、知らないうちに人が居づらくなるような雰囲気を作ってしまうかもしれないので、担任もクラスの一員として生徒と対等な立場で学級作りに参画していければと思っている。

学校、ひいては学級は小さな社会みたいなもので学校も学級も社会ももっと他人に寛容になっていけば良いし、僕はそんな社会を作るために訴え続けていく。
そして、行動と人格を分けて生徒と接していけるようにしたい。

僕の担任はすごい先生だが、1つだけ違和感があるのが馴染めない生徒への対応だ。
馴染めないのは環境による影響が大きいにも関わらずその要因を基本的に個人に押し付けて、「あの子はこういう子だから」と切り捨ててしまうところだ。
もちろん、個人の特性によるところは大きいが人によって向き不向きがあり、目が悪い人は眼鏡をかければ良いように、苦手なことがあればそれを補ってあげれば良いだけなのだ。

他の先生から良いところを学び、悪いところは反面教師にする。
この1年は色々な人が色々教えてくれるのでこの機会を活かして色々と盗んでいきたい。
そして、来年に活かしていけたらなと思っている。

終わり。

PS.

やはり、僕の意見に共感してくれる年齢の近い人間って貴重だなと思う。
どれだけキツくても共感してくれる人が居てくれるだけで明日も頑張ろうと思える。
ありがとう。

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