教師123日目~スピード採点~

スケジュール

8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~9:40 テスト監督
9:55~10:20 テスト解答作成
10:20~10:35 テスト巡回
10:35~10:45 テスト解答作成
10:45~11:00 掃除
11:00~11:10 ST
11:10~11:20 部員集会
11:30~12:00 テスト採点
12:00~12:20 昼食
12:20~13:00 テスト採点
13:00~14:00 初任研
14:00~17:30 テスト採点

今日でテストが終わった。
明日からまた怒涛の日々が始まる。
そして、今は何と言っても鬼の19連勤の最中だ。
そこに採点、課題チェック、点数入力、類型選択の資料作成、もちろん普段の授業が入ってくるからテキパキ仕事をこなしていかないとパンクする。

それを見越して、今日は気合いで1年全クラス分(僕は4クラス持っているので160人分)採点を終わらせた。
あと、2年の1クラスを明日終わらせる。
課題チェックも明日全てやりきる。
ただ、そこに時間割変更もあるので緊急度の高いものからどんどん片付けていかねばならない。

①類型選択の資料作り
②時間割変更
③点数入力
④課題チェック

の順で明日のうちに必ず全てやりきる。
明日は授業が多く、なかなか空き時間がないが効率的にやれば出来ない量ではない。
今日けっこうな量を終わらせておいたのがでかい。

物理は国語や英語と違って、解答に解釈の余地がないので採点が早く終わる。
しかも、僕は採点を見越してテストを作っている。
まず、大切なのは生徒のどんな力を評価したいかだが、それと同じくらい大切なのが採点に労力を取られ過ぎないように設計することだ。
ただ、今回は予想以上に平均点が下がってしまい(60点目安のところを35点くらいになりそう)白紙解答が多かったのもここまで早く終わった一因ではある。

全てはゴールからの逆算が必要。
今日やる仕事を決めるのも明日以降の予定やタスク毎の緊急度重要度を把握するところからスタートだ。
その行事をやるかどうかもどんな生徒を育てたくてそれをやるのかから考え始めるべきだ。
それがないなかで(あるのかもしれないが意識することはほとんどない)、カリキュラムを組んでも短期的な視点しか入っていないカリキュラム・行事計画になってしまう。

ゴールが分からないのに、走り出すランナーも居なければドリブルする選手も居ないだろう。
それと同じことで、どちらの方向に向かうべきかはあらかじめ意識することが大切で、途中でやるのは微調整のみだ。
ゴールが見えてないのに、去年やっていたことをやる、さらに新しいことも何か良さそうだからやる。
そりゃ、忙しくなるに決まっている。

今日、校長講話で学校の目標を改めて確認したが、少なくとも僕は存在はうっすら知っていても一度も意識したことがなかった。
他の先生がどうかは知らないが、意識されない目標なんぞ何の意味もないし、せっかく目標があるのならばそれを元に行事や部活動を検討するべきだと思う。
運営委員会ではそんな会話が出ているのかもしれないが、現場に浸透せずトップダウンで決まっているとしか思えない行事検討はやるべきではないと思っている。
もっと現場の意見を汲み取った検討をしていただきたい。

また、今日の初任研で出た多忙化の一因がマニュアルがないことであった。
僕は教務の仕事マニュアルは作ってみたが、そう言われるとテストに関するマニュアルもあれば良いなと思った。
テスト作成や点数入力などやることは多いので最低限やるべきことはまとめておきたい。
それに、授業についても教材をまとめて誰でも使える形にしておければ良いなと思う。

教師はなぜか職人芸になりがちで、自分で作ったものは自分が使うみたいな風潮があるのでそこを少しずつ変えて、シェアすれば楽なところはシェアすれば良いし、それによってさらに良い授業が出来れば生徒の為になる。
ゴールは生徒を理想の生徒像に近付けること(理想が何かは議論の余地がある)なので、それが達成されるのであれば教師が使う時間は短いに越したことはない。

お互いに知見をシェアし、理想をシェアし、カリキュラムから共に考えていくそんな学校を作る。

終わり。

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。