初めての卒論発表(プレゼン)での内容構成

こんにちは、じぇいです。

今年の3月で大学を卒業して、4月から大学院で学んでいるんですが、卒論発表に際してゼミの先生がとても丁寧に1から手取り足取り教えてくれたことをこれから卒論発表をする人達に伝えておきたいなと思い、初めてnoteを書きます。

まず、ゼミの先生は学生指導にとても定評のある方でさらに自分の身の丈をわきまえた戦略を練るのがとても上手い人でした。

まぁ、要するにこの時代に凡人(と言っても大学教授なのでかなり頭は切れますが)が上手く生きていくのに必要な要素を兼ね備えていて、さらに指導が上手いと言う完璧に上司にしたいような人です。
よく、芳野さんが言ってる凡人戦略(51%の方に懸けるみたいな?)を体現していて、その先生の話を聞いてると芳野さんと言ってることが被るなと思うようなことが多かったです。芳野さんの言ってることを今の自分達の問題で具体的に見せてくれるみたいな人でした。

その人の指導のおかげもあって発表の内容や話し方、時間配分は断トツで僕らのゼミが良かったです。これは他の先生達からもお墨付きが出てるので言っておきますね笑

前置きはこの辺にしておいて、そろそろ主題に入ります。
僕は理系なんですが、卒論発表は僕の大学は1人10分時間が与えられていてさらに質問時間がそのあとに5分あるような形式でした。

さて、卒論発表に際して意識しておくべきポイントは3つです。

1つ目はスライドの枚数。
まず言われたのがスライドは1枚話すのに約1分かかると考えてだいたい10分なら10枚~15枚には抑えることです。
そのくらいのスピードで話すようにすると聞いてる人も聞きやすいし、自分も焦らずに話すことが出来ます。本番は意外と予想外に時間がかかったりします。まぁ、早く終わってしまうこともありますが、早く終わる分にはいくらでも時間を伸ばすことは容易ですが時間が迫ってると早口になったり、話す内容を間違えたりで良いことはありません。
だから、少し余裕を持ってそれくらいの枚数に絞ろうねという話です。

話したいけど、枚数的にとか時間的にという所はあえて少し触れて完全には話しきらずに残しておいて質問をそこに誘導するという裏技もあります笑
そして、1枚質問用のスライドを作っておいて質問が来たら待ってましたとばかりに得意気にお答えすると質問時間も稼げますし、一石二鳥ですね。

続いて2つ目。
発表は視覚で訴えろです。
まず、そもそも理系の卒論発表は数式ばかりになったりして聞いてる人はワケ分からない発表だったなということが往々にして起こりがちです。そうなるとせっかく良い内容を話していても誰にも伝わらないという残念な展開になるわけです。
これ、企業のプレゼンでも同じで結局聞いてる人に伝わらないと何の意味もないです。ただの自己満。マスターベーションと同じです。そんなのは夜一人で寂しくやってろという感じですね笑

まぁ、そんなことは置いといて結局人に一番伝わる伝え方は何かというと視覚的な情報です。人間は8割が目から情報を取り入れていると言われているので出来るだけ視覚情報に訴えるのが圧倒的に正解です。
文字をつらつら書き連ねるよりも表とかグラフにして極力文字数は絞る。文字がびっしりのスライドとかレジュメとかうんざりしますよね。
もはや何が書いてあるか分からないし、そういう人ってそれ見せながら書いてあることをそのまま喋るんですよ。なら、喋らなくてそれ配るだけで良いやんって話になりますね。

なぜ、発表するのかということを常に考える。すると聞いてくれる人に伝えるためになります。
なら、どうしたら伝わるかを考えるとスライドは見やすく、文字を減らして、要点だけを書いて詳しくは話すのが一番伝わります。話し方も色々と工夫の余地がありますがそれはまたの機会に書きます。
あとは、スライドに矢印とかを入れると一気に文字は減らせますね。効果を使って記号とかをスライドインさせたり、スライドの文字を打ち消すようにデカい文字を出したりすると印象に残ったりするかもしれません。

最後に3つ目。
これが一番重要です。と言うかこれを書くためにこのnoteを書いてると言っても過言ではないです。

その大事なことは何かというとストーリーを作ることです。
聞く人達はなぜその研究が必要なのかとかそもそも何が分かってなくて何を知りたいのか、それを知るとどんな良さがあるのか、どんな手法で研究したのか、どんな結果から何が言えたのかが全く分かってないわけです。
そこで、自分の喋りたい分かったことだけ話すとまさにマスター、、、(以下前述の部分参照)

だから、その発表の10分で研究してきた物語を語る。自分の研究エッセイを書くみたいな感じですね。
オーディエンスと共に研究してきた道を辿るイメージです。
僕の理系の理論研究の発表例で言うとまず、実験でボースアインシュタイン凝縮が実現されたことを言います。もちろん、ここも図を見せながら図の説明とどんな実験を行ったかを話す。
さらに、その出来たボースアインシュタイン凝縮体を使って研究してきた内容の物を実験的に作れたよって言う話をして、実験では確認できたけど理論的に確認出来ていないことを伝える。→だから理論的に解明しないといけないよねってことです。
ここまで段階を追ってオーディエンスと共に歩いていきます。さらに、この研究が進むとさらにこんなことも出来るようになるんだよ!すごいでしょ!と鼻息荒くして興奮ながらに語る笑
ふざけてますけど、この熱意は伝わります。
そして、自分の研究内容を出来るだけ簡単に視覚的に伝えておいて最後にもう一度何をして何がわかったのかをまとめる。 今後はこういうことが出来るってのは最後に言っても言わなくても良いかなー。卒論は結局今後はないわけで言い訳っぽくなってしまう恐れもあるのでホントにこれは出来るってならないなら言わなくても良いかも。

とこんな感じで卒論発表すると比較的誰でも上手くいきます。
ですが、やはり話す練習は必要なので何度もゼミの友達の前で発表したり自分で映像を取って見返したりして説明が怪しいところとか伝わりにくいところは指摘してもらったりすると良いです。自分の発表はだんだん上手く聞こえてくるものという前提をしっかり持ってゼミの仲間や他のゼミのまったく無知な友達に聞いてもらいギリギリまでブラッシュアップすると良いと思います。
その中で出てきそうな質問はあらかじめ予想して潰しておくと本番は落ち着いて質問に答えられます。やはり一番怖いのは質問が来て答えられないことなので、、、。

そして、前日までには出来れば1度本番の部屋で時間をはかって練習してください。当日パソコンが繋がらないとか全然起こり得ます。
これが僕から伝えられる発表構成術です。
長くて拙い文章でしたが、読んでくれた方ありがとうございます。
次は話し方や目線の配り方など書けたら良いかなーとおもいます。

まとめ
1. スライドは発表時間×1枚に絞れ!
2. 文字は極力減らして、視覚的に訴えろ!
3. 発表の中でストーリー作ってオーディエンスと共に辿れ!

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