#15 天才たちが惚れる歌声「Aimer」

今日の1曲。


Aimer - ONE



¶ ケガの功名

彼女の歌声を初めて聴いたとき

全身に鳥肌が立った。


儚くて

でも消えない強さを持っていて

海溝のような底知れぬ深みがあり

赤ん坊を抱くような母親の優しさに溢れていた。


Aimer(年齢非公開)


謎多き、日本の歌手だ。


彗星の如く現れた彼女は

次々と天才たちの心を掴んでいった。


サウンドメーカーの澤野弘之

ONE OK ROCKのTAKA

andropの内澤崇仁など

日本を背負う一流のアーティストたちが

こぞって楽曲を提供した。


そして彼女は

その唯一無二の歌声で

誰の曲にも染まらず

強烈なインパクトを与えた。


15歳の時

歌いすぎが原因で喉を痛めた。


現在も完治はしておらず

生の演奏を聴くと

非常に歌いづらそうにしている。


だが、その痛めたことが原因で

今の奇跡的な歌声が生まれた。


そのことに彼女も気づいており

多少のリスクを背負いながら

完治させずに歌い続けているという。


バラードから

アップテンポ、ROCKまで

何でも歌いこなす器用さと

どれを歌っても自分の存在を示すことができる個性が

彼女の武器であろう。



¶ 飽きない凄み

特徴的な声を持っている人は

2、3曲目で飽きられる傾向にある。


最初のインパクトが強すぎて

耳が適応しようとするのだ。


でも彼女の歌声は飽きない。


正直、要因はわからない。


1つ仮説があるとすれば

相対する印象を持ち合わせていることが

「飽きない」という強みになっているのではないだろうか。


冒頭にも記載したが

儚くも強い。


さっと聞き流していると

印象がなくなってしまいそうな

まるで夏のホタルのような儚さを持っているが

セミのような一瞬で輝ける強さも持っている。


そして気づく。


聴いても聴いても

魅力が溢れてくる底知れない奥深さに。


音楽業界の定説である

個性が強すぎる歌声は飽きられる、を

ものの見事にぶち破ったのだ。


今日は新曲を紹介するが

ぜひ、この曲も聴いてほしい。


前半は告知が入り

各曲のダイジェストが入るので

0:30あたりから聴いてほしい。


andropらしい

複雑なリズムをうまく乗りこなし

完璧なまでに歌にマッチしている。


紛れもない天才だ。



¶ 必聴の1曲

出す曲すべてが素晴らしい。


情報解禁日から

聴きたくてウズウズしていた新曲が

ついにリリースされた。


Aimer - ONE



秋という

四季の中で最も短い儚い季節に

ピッタリの1曲である。





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