いよいよ出産~レポその1~
臨月にもなると毎週健診があって、子宮口の開き具合とか見てもらうんだけど、私の懸念は出産方法。
ずっと、子宮筋腫があるので帝王切開かもね、と脅されてきたから覚悟をしていた、むしろ最初は無痛分娩希望だったくらい痛みにビビってたので普通に産むのかどうか、ドキドキしてた。
37週の正産期に入り、先生は何も言ってこないので、ああこれは普通分娩だな、とスっと覚悟を決めた。
その頃から、夜中から朝方にかけて前駆陣痛のような不規則な痛みが出始めていた。
私は陣痛からかな、それとも破水?おしるしは?とか、もう暇なもんでネットで嫌というほど調べまくって勝手に不安になっていた。
38週に入った頃、お腹の子に産まれてきてほしい日とかを話しかけておくとその通りに生まれてきてくれる、というスピリチュアルな記事を見かけて、面白半分に、今週末くらいに産まれてくれたら夫も立ち会えるし、ちょうどいいよね~。そろそろ会いたいなー!なんて2人でおなかに話しかけていた。
その週末を目前に控えた金曜日の早朝、5月31日。
夫は朝5時頃仕事に出てしまうので、それを見届けてからしばらくすると、いつもの前駆陣痛のような痛みが。
それにしても長い。いつもなら何度か波が来て終わるのに、気のせいか少しずつ痛みが増しているような。。
念の為間隔を測りつつ、今日は平日で病院もやってるから、病院が開く8時くらいまで様子を見て電話だけでもしてみようー、と呑気にリビングにおり、朝ごはんを食べる。
7時になる頃、まだ定期的に痛む、しかも10分間隔くらいになっている気がする。これはもしや...!
少しドキドキしながらも、まずは義父に電話して、もしかしたら陣痛かもしれない、病院に連れてってもらうかもしれないのでと連絡を入れておく。
8時になったので、病院におそるおそる電話。
いやまだまだ早いよ~なんてあしらわれるかなと思いつつ、なんだかお腹が痛くて...と話し週数などを伝えると当然のように、
「入院準備をして来てください」
あっ
とうとう来た...!
あっさりとその時はやってきた。
義父に連絡し、義両親とともに大荷物を持って病院に向かう。
受付を通り過ぎ、2階のナースステーションへ向かい名前を告げると、看護師さんにいきなり陣痛室に案内された。
診察とか、しないんだ!!
その時、週数は38週と6日。
正産期だとそんなものなのかな?
よく、診察したらまだまだ産まれそうになくて帰されたとか聞いてたからちょっと拍子抜けした。
陣痛室以降は基本配偶者くらいしか一緒に入れないらしく、義両親とはすぐにお別れ。
夫に連絡し、仕事終わりに来るまでしばらく一人きりでの戦いがはじまる。
陣痛は少しずつ強くなるものの、子宮口はまだまだ2センチくらいとのことで、今日中にはまだ産まれなさそう、ということで、昼食はしっかりいただいた。
陣痛室はかなり簡素で、テレビもなくベッドがあるだけで、めちゃめちゃ暇。
夕方になっても子宮口は変わらず、陣痛も変わらずだったので、ここでバルーンを入れることに。
子宮口の入口に風船のようなものを入れて広げるというもの。
バルーン自体は特に痛みもなく。
ただ、バルーンを入れた衝撃なのか、急に出血しはじめる。
バルーンを入れてわずか30分後くらいに、バルーンが抜けてしまう。またもや大量出血。
子宮口は3センチにしかならず。。
明日朝から陣痛促進剤ね、と恐ろしい宣告をされ、先生は去っていった。。
その日の夜はもう結構陣痛が強くなってきてて、夜ご飯は食べられなかった。
まだ産まれなさそうなのでとりあえず夫には帰宅してもらい、またもや一人きりの陣痛との戦い。
夜通し続く微弱陣痛。微弱といえどもかなりしんどい。
間隔は5分だったり7分になったり。
そのまま一睡もできないまま、朝を迎えるのだった。
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