ヨルダンが中国、韓国、イランからの入国を禁止する【JOCV Day223】

中国武漢を発信源とする新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大を受け、各国が海外旅行者の入国を制限する動きが目立ってきた。

ヨルダンも日曜日(2月23日)に声明を発表し、中国、韓国、イランの市民の入国を禁止した。

Jordan said on Sunday it would bar entry to citizens of China, Iran and South Korea and other foreigners travelling from those countries.

拙訳:ヨルダンは日曜日、中国、イラン、韓国の市民、およびこれらの国々をからヨルダンへ訪れる外国人旅行者の入国を禁止すると発表した。

Jordan Times Feb 24,2020 より

地理的に距離が近いイラン、感染源の中国、感染者が中国に次いで多い韓国が対象となった。日本は対象から免れたものの今後の感染状況よってはいつ対象に含まれてもおかしくは無いだろう。イスラエルでは既に日本滞在者の入国を、自国民を除いて禁止すると発表している。

ヨルダンの周辺国ではイランのほか、UAE、エジプト、レバノン、イスラエルで感染者が確認されている。ジョンホプキンス大学の"Center for Systems Science and Engineering (CSSE)"が感染状況をリアルタイムでまとめている。

ヨルダン時間の午前11時時点ではイランで43名が確認されている。韓国は833名である。日本は147名だが、このページで"Others"とされているダイヤモンド・プリンセスの691名と合わせると838名と、韓国での感染者数を超える。世界各国はこれらの数字と地理を勘案しながら入国制限をかけることになる。

青年海外協力隊には任国外旅行といって、派遣国から外国へ渡航できるという制度がある。日本への一時帰国も制度上可能である。COVID-19をめぐる昨今の状況下において、渡航に関してしばらくの間は慎重な立ち回りが求められる。

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