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ワディラムを訪れた【JOCV Day138】

11月最後の週末、ヨルダン南部の砂漠に位置するワディラムを訪れた。ヨルダン最大のワジ(涸れ川)であり、「アラビアのロレンス」、「オデッセイ」、「スターウォーズ」など、多くの映画のロケ地になった世界遺産である。

■ワディラムへの道中

ワディラムへの行き方はいくつかある。代表的なものはぺトラ遺跡から行くルートと、南端の港町であるアカバから行くルートである。今回は後者のルートを採用した。朝にアカバからタクシーに乗り、1時間ほど北上した。

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アカバからワディラムへの道中。砂漠を貫く道路をひたすら進んだ。運よくラクダの群れと遭遇。写真の奥には貨物列車が見えた。

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舗装された道路を優雅に横切っていた。今回の訪問で何度もラクダと遭遇したが、全てひとこぶラクダだった。

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車の荷台に乗っているラクダもいた。こちらを凝視してきた。

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ワディラムの入口に到着した。ここでタクシーからジープに乗り換えてワディラム自然保護区に入っていく。

■ワディラム散策

無数の奇岩がそびえる砂漠の中をジープでひたすら進んでいく。

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上の写真のような景色がひたすら続く。私たち観光客にとってはどれも似た景色に見えるが、「ベドウィン」と呼ばれる現地の住人はこの広大な砂漠の中を地図も持たずに案内してくれた。彼らの頭の中にはどのような地図があるのだろうか。

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大小様々な峡谷を見ることができる。奇岩は主に砂岩と花崗岩でできているとのこと。地理が好きな人はより一層楽しめると感じた。

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風を避けられる場所にテントが置かれている。ワディラム内には写真のようなキャンプがいくつか設置されていて、観光客の多くはキャンプサイトで一夜を明かす。

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この奇岩はマッシュルームロックと言われているようだが、個人的にはジャガイモに近いと思う。

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ジープに揺られながら奇岩の間を進んで行く。トヨタのハイラックスがとても多かった。

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日の入り。絶景も束の間、ここから急激に気温が下がる。

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翌朝。朝5時半に起きて奇岩を登り、日の出を迎えた。

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朝食を食べて朝8時半にワディラムを出発し、アカバへと戻った。天気に恵まれた2日間となった。新月を狙って訪れたので夜は無数の星を見ることができた。いかに壮大か、私の写真技術では表現ができないので掲載は控えることにする。Googleで「Wadi Rum Star」と検索するとプロの写真が何枚もヒットするが、ヨルダンに旅行の機会があればぜひ訪れてほしい場所である。

■ワディラム訪問の予算

今回は首都アンマンからバスで南端の港町アカバへ、アカバからタクシーでワディラムへ行き、翌朝に同じルートでアンマンに戻るという流れであった。かかった費用はおおよそ以下の通り。

・アンマン~アカバ往復バス|17D/人
・アカバ~ワディラム間往復タクシー|15JD/人
・ワディラム自然保護区入場料|5JD/人(ヨルダンの住人証掲示で1JD/人)
・ワディラムツアー(一泊二食付き)|40JD/人

合計で77JD(1万2000円)ほどであった。旅行でヨルダンに来る場合、同じく南部に位置するぺトラ遺跡と組み合わせると予算を抑えられる。

地球の歩き方では「ぺトラ遺跡とヨルダン」というタイトルで出版されているが、自然好きの人はワディラムも大いに楽しめるだろう。

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