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Distinction 2000というお洒落な英単語帳を一周した

英語の語彙力強化として「Distinction 2000」という単語帳を4月の頭から進めていてが、ようやく一周目が終わった。結論から言ってしまうと収録語、例文、デザイン、音声データともに素晴らしく、2周、3周と長く続けていきたいと感じる内容であった。

40個のチャプターで2,000個の見出し語を習得する

本書の構成だが、40個のチャプターで構成されている。各チャプターで見出し語がおよそ50個掲載されており、すべて終えると2,000個の見出し語を習得することができる仕組みだ。

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チャプターごとにテーマが設定されている。ざっくり前半が人文科学系(言語学、歴史、経済など)、後半が自然科学系(医学、物理学、工学など)。

各チャプターは学術的な文章(アカデミックセクション)と、その文章からピックアップした単語の解説と例文(プラクティカルセクション)、そして実用的な文章(スナップショットセクション)という3種類のセクションで構成されている。

つまり各テーマについて、学術的なお堅い文章と、実用的な軽い文章の両方に触れることができるのだ。これが非常に有難い。

復習の指針に従うのが吉

親切なことに、Distinction 2000には「Active Recall」という復習の指針が載っており、これに従って反復学習することを推奨している。

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各チャプターに関して、最初の学習日から1日後、4日後、7日後、11日後、15日後、20日後に復習するように指示されており、これに従えば一つのチャプターを6回復習することになる。

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各チャプターの先頭ページに、どのチャプターを復習すれば良いのか記載されている。例えばチャプター7に取り組む際、同時にチャプター3とチャプター6に取り組まなければならない。

当然ではあるが、学習が進むごとに復習するチャプターの数は増えていき、チャプター21では6チャプター分を復習するよう指示されている。

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学習時間という観点から見ると、チャプター21からチャプター40までが最もしんどい。特に後半は自然科学系のテーマを扱うことになるので、慣れていない人にとってはよりハードになるだろう。

とはいえ完全に初見の英単語でも6回も見れば板に付いてくる。当たり前だが英単語を覚えるのが英単語帳の目的なので、この復習指示には頑張って従うのが吉だろう。

音声データがとにかくネイティブ

インターネットから無料で音声データをダウンロードできるが、収録されている音声がとにかく良い。チャプターごとにスピーカーの男女が切り替わるのだが、どちらの収録音声も滑らかでとにかく速い。英語独特の、音と音がつながる「リエゾン」も確りと再現されていて、リスニングのトレーニングにもなる。


簡単であるがレビューを書き残してみた。英単語帳を探している人の目に留まれば嬉しい。以下のnoteもご参考まで。


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