NR・サプリメントアドバイザーの取得まで
日本臨床栄養協会が認定している「NR・サプリメントアドバイザー」の試験に合格したので、備忘録として取得までの流れを記録しておく。
NR・サプリメントアドバイザーとは "消費者に対して保健機能食品、サプリメントについて、専門的観点から個人個人の栄養状態を評価し、適切にアドバイスできる" 役割を担える人材を育成するためにつくられた資格試験で、日本臨床栄養協会が提供する通信講座を受講した後、年に1度行われる試験に合格することで認定される。今年は330名が合格し、合格率は53.0%だったようだ。
試験範囲は栄養関連の生化学、生理学からはじまり、人間栄養学、生活習慣病、臨床栄養、食品安全、食品衛生、薬理学、食品機能、行動科学、関連法規と幅広い。
公式テキストが発売されているが500ページ弱あるので、個人的には巻末の練習問題を解き、苦手な分野を集中的に学習するのが効率的だろう。日本臨床栄養協会が提供する動画講座にも練習問題とその解説があるので、まずはこれらの問題を解けるようにすることが良いだろう。
私の場合、生理学や生化学は学生時代に勉強していて、現在の仕事で臨床栄養や食品関連法規には触れていたので、それ以外の薬理学や行動科学などを重点的に学習した。管理栄養士であれば人間栄養学や臨床栄養、薬剤師であれば薬理学などはフォローしやすい分野になるだろう。
12月4日の試験当日までの具体的な学習スケジュールは以下の通り。
11月上旬|練習問題1周目
11月中旬|苦手分野の学習
11月下旬|練習問題2周目、苦手分野の再復習
試験直前|練習問題3周目
12月4日|試験当日
試験1ヶ月前からは毎日1時間ほど、試験直前の休日は1日5~6時間ほど。通信講座受講を除いた勉強時間としては40時間ほどだろうか。事前にどれくらいの知識を持っているかによって勉強時間は変わる印象。
合格率は毎年5~6割ということで、計画を立てて学習を進めれば働きながらでも十分狙える資格だと感じた。
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