憂憂白書。

ああいやだ
ただただいやだ
そりゃそうだ。

季語もへったくれもない川柳を述べるほど、明日という日が来るのが嫌だ。進むも地獄、戻るも地獄というのが今の心情にぴったりな言葉である。ただ、この気持ちを書いて残しておかないと後で楽しめないのが日記というもので、心ここにない状態で記事に残してみる。

春、という単語で何を思い浮かべるだろうか。出会い、別れ、新たな生活、生命の芽吹きーいろいろな変化は起きるにすれ、どちらかというかポジティブな印象であろう。今の私にとってもそうだ。春を思えば花見にも行きたくなるし、少し気持ちがおおらかになる気もする。ただ、明日という人生のターニングポイント次第では今後の春への心象も大きく変わるであろう。失敗、挫折、落胆…それらが私にとっての今後の春になりうるのだ。

他の人にとっては大した問題ではないのかもしれない。ただ、私は新しい物事に対して及び腰になる傾向がある。そのため、明日は沼地に足を突っ込むような思いだ。だが、沼地にも入ってみるまではその大きさは分からない。とんでもなく深く、一度入ればもう抜け出せない蟻地獄のようなものかもしれない。一方で、意外にも浅く、中に金が埋もれており掘り出せば財産を得られる可能性もある。

大学では、残念ながら沼地の歩き方を教わることはできなかった。しかし、そこが沼地であること、またその中に飛び込まなければ正体を掴むことが出来ないことを何となく知れたように思う。

浸かって引き込まれるか、はたまた生き延びることができるか、そこは本人の技量もそうだが、運の要素も必要であると言えよう。出来るだけシャバシャバなスープカレーのようなものでありますように。そして、今後一生の春が今と変わらない、鮮やかな色を残したままいられますように。

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