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Yo Tomodachi!~朝の風景

昭和のおっちゃんを目指している。お節介で、ちょっと面倒くさい感じの、あのおっちゃんを令和の時代にやってみたいと思っている。

今日も集団登校の集合場所に行ってみた。先週から変なおじさんが来ることを、子どもたちもママさんたちも徐々に見慣れてきたようだ。

集まってくる子ども達に「おはよう」と声をかける。

半分の子どもは会釈する。半分はチラッと見るだけ。

もしかしたら、マスクをつけているから、「おはようございます」という声がただ聞こえないだけかもしれない。まぁ、とにかくテンションは低い。そりゃそうか、朝だもんね。

そして、あのやんちゃな3兄弟がやってきた。

今日は、どんな会話が生まれるかなと心が弾んできた。。。まずは、おはようと声をかけて、向こうの攻撃(おしゃべり)を受けてたとうじゃないか。

すると、私の「おはよう」の前に、先制攻撃をくらった。

小1男子:「よー友達!」

3兄弟の一番下の弟だ。

下を向いていた他の子が顔をあげた。ママさんたちも、こちらを気にしている。劇場の始まりだ。

私:「おー友達!元気か?」

怯んだことを気づかれないように、相手のテンションと同じに返してみた。

小1男子:「まぁまぁね。それでさ、中学の頃は、今と同じだった?それとも子どもだった?

私:「どういう意味?」

小1男子:「今は、大人でしょ。いつから大人になるの?」

私:「あー、なるほどね。。。中学とか高校は大人と子どもの間だから、半分大人で、半分子どもだったかな。その後に、大人になったかな。」

小1男子:「僕は、まだ体が大きくならないんだよな」

私:「小学1年生だからね。これから少しずつ大きくなるよ」

小1男子:「そうかぁ」

周りの子も、ママさん達も、明らかに、私たちの会話に耳を傾けている。

小1男子:「あのさ、友達(私のこと)。遊ぼうよ」

私:「いいね。でも今は学校に行くし、僕も仕事だからさ。もしもあの部屋の玄関のドアが開いていたら、いつでも遊びにきていいよ。」

他の男子:「そうそう、あの家は、玄関開いていると、遊べるんだよ」

マンション内の子ども達が、廊下で一日中スイッチやオンラインゲームをしているのを見かねて、休みの日は、玄関を開けて、子ども達が自由に出入りできるようにしている。ただ、おしゃべりをしたり、小さな庭でボールをパスして遊んだり、坊主めくりをしたり。最近はコロナの影響であまりやってはいないが、mini学童っぽくなっていた。あっあと、不登校の子がいて、その子と仲良くなりたかったっという理由もあったな。3年前くらいから始めた。

小1男子:「よっしゃー、じゃぁまた今度ね」

私:「オッケー。いってらっしゃーい」

元気な兄弟のおかけで、集合場所に明るい風が吹いていた。

そうそう、学校行き渋りの兄弟は、みんなが出発した後、お母さんと一緒に車で行くのが見えた。焦らなくていいから、1つひとつゆっくりクリアしていこうね。

良い一日になりますように。



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