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【連載】Vol.1「2年で味わい尽くす、ラー博30年史」

2020年の年初から話題になり始めたコロナ。
正直、しばらくしたら収まるだろうと思っていたのだが甘かった。その後、猛威を振るい、2年半経った今もまだまだ騒動は収まらない。
その間、ラーメン業界の売上も低迷。ラーメン通販やデリバリーで少し動きはあったものの、ラーメンフェスなどのイベントはほとんど開催できず、盛り上がりに欠ける日々を悶々と過ごしてきた。

私自身、インターネットが登場し、地方のラーメン情報を入手できるようになってからは、年に数回の「地方ラーメンツアー」と称して全国のご当地ラーメンや話題店、老舗店、新店などを食べまくってきた。それがまったくできなかった。こんなことはインターネットが登場してからは初めて。ストレスも溜まりまくり。

そんな中、新横浜ラーメン博物館から何やらニュースが流れてきた。
なになにあの銘店をもう一度というタイトルだ。過去の人気店をどこか復活させるのかな?と記事を読みにいった。すると『2年で味わい尽くす、ラー博30年史』と書いてある。

その見出しが何を意味するのか、すぐには理解できなかったので詳細も読んでみた。それでもしばし、ラー博のやろうとしていることを理解するまでに時間がかかった。朝、寝ぼけていたわけではない。でも、そこにはラーメン好きには夢のような話が書いてあったのだ。

『約3週間交替で歴代出店40店舗が1店舗ずつ2年間かけて順次出店』
投票して上位5店舗を、という企画ならまだしも、40店舗を全部引っ張り出してくるというのだ・・・。

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どうやら、これから交渉するのではなく、ある程度決まりかけているようだ。いやいやいや、私もイベントの出店交渉で多数の店舗を当たったが、なかなか難しい。過去に出店したことがある店舗への交渉とは言え、時代も変わればいろんな条件も変わってきている。そんな中で40店舗も出店するとはこりゃ大変。私は新横浜までの定期券を購入しようかと思ったほど。もちろん館内に入るための年間パスポートは購入必須だ。

折しも、2023年3月には東急新横浜線が開通し、東急東横線・目黒線に接続して、渋谷や目黒方面から新横浜へ行きやすくなる。なんというタイミング。なんという企画。素晴らしすぎる。この2年半、ラーメン好きにとって最高で最大の明るいニュースだ。

東急直通線

最低でも3週間に1回は新横浜に通うことになるだろう。いやはや、忙しくなるぞ〜。どんな店舗がどんな順番でやってくるのか、今からワクワクが止まらない。

文/大崎裕史

大崎さんプロフィール

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