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ブライトンvsアストン・ヴィラ

ブライトン 0-0 アストン・ヴィラ
フォーメーションはこんな感じ。

前半
ビルドアップ
ブライトン
・2トップのどちらかが中盤まで降りてくるのが鉄則。最初はトロサール、ララーナ投入後はモペイがこの役割を担っていた。この動きにより基本的に中盤は数的優位。うまくフリーの選手を使いながら前進。また、グリーリッシュの守備時のポジショニングが曖昧なので、ターゲットを引きつける人がいるとフェルトマンが割と簡単にフリーになる。
アストン・ヴィラ
・基本的にグリーリッシュ。左のHSと大外のレーンを行き来しながらボールを引き出す。17分のシーンはフェルトマンに付かれながらも、うまく二人目を引き付け、フリーの選手を創出。結果的に全体を押し上げることに成功した。しかし、フェルトマンは完全にグリーリッシュにマンマークで満足に仕事をさせず、ショートパスでプレス回避するシーンは少なかった。また、ワトキンスをターゲットにしてのロングボールも全く勝てなかった訳ではないがCB相手に苦戦している印象だった。それが圧倒的なシュート数の差に繋がったように感じる。
ハイプレス
ブライトン
・前半の途中からトロサールがマクギン番に。モペイはCBにボールが出たら、もう一人のCBのパスコースを切りながら寄せる。フェルトマンはグリーリッシュにマンマーク。後ろは数的優位。他は人に人を当てはめる。
アストン・ヴィラ
・最初の立ち位置はワトキンスとバークリーがビスマを挟むような形でパスを出させない。この二人はCBにボールが出たら、ビスマへのパスコースを切りながら寄せる。トラオレはバーンを見る。他も人に人を当てはめる感じだが、トロサールの降りる動きにより特にルイスが迷いが生じるシーンが多かった印象。前半の途中にトラオレがマック・アリスターへのパスコースを切りながら、バーンへ寄せて一人で二人見るような形を取ったが、アルザテを経由してあっさりプレス回避されたりと中々修正しきれなかった。

後半
ブライトン
・セカンドボールを拾う回数が増え、ボール保持する時間が長くなった。押し込んでシュートシーンもたくさん作ったが、決めきれず。内容はかなり良かった。
アストン・ヴィラ
・押し込まれる時間が長かったが、マクギンとルイスのSBとCBの間を埋める動きは素晴らしかった。カウンターアタックの回数をもっと増やしたかった。

感想
ブライトンが優勢。順位を考えると勝ち点3が欲しい試合だった。アストン・ヴィラはグリーリッシュが抑えられたのが痛かった。次節の躍動に期待したい。ではまた。

Pickup player レアンドロ・トロサール
この試合では求められてたタスクをしっかりとこなし、なおかつ切れ味鋭い切り返しとドリブル突破を披露。小柄ながらプレミアでも通用する体幹を備えている。
ベルギーリーグを馬鹿にする人をたまに見かけるが、彼はベルギーリーグからプレミアに来て活躍している。J→ベルギーの流れを懐疑的に思う人が少なくなることを願う。


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