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クロトーネvsサッスオーロ

クロトーネ 1-2 サッスオーロ
フォーメーションはこんな感じ。

守備
クロトーネ
・試合全体を通してロカテッリとマニャネッリを捕まえに行く人がバラバラ。時にはCBが前に出るシーンも。また、自在にポジショニングを変えるロカテッリ、それに伴う陣形の変化に対応しきれず。後半はいつ3点目を取られてもおかしくなかった。後ろの人数は足りているにもかかわらず、相手のSHにWBがピン留めされてスペースを作られ使われるシーンも多かった。組織として力の差を見せつけられたような気がしました。
サッスオーロ
・相手の3CBに対してカプート+SH、アンカーにはロペス。クロトーネはウナスが積極的に降りてくるので、ロカテッリマニャネッリはそこを意識しながら。ミュルドゥルはザネラートとレツァの距離感が近いので中間にポジションを取り二人に対応。ウナスの降りる動きによる数的優位の創出を消していた。IHが高い位置を取り、ウナスに広いスペースを与えるようになってからは前進されるシーンは増えたが、集中して結局カウンターでの1失点に留めた。

攻撃
クロトーネ
・ウナスの降りる動きを使いたいが、相手の素早く賢いプレッシングによりショートパスでの前進は難しく、ディ・カルミネのスベースへのランニングやポストプレーを使いながら前進を試みた。途中からIHに高い位置を取らせ、ウナスに広いスペースを与えると、ドリブルでラインを破るシーンが増え、結果的にアタッキングサードまで運ぶシーンは増えたもののそこからのアイディアが不足しているように感じた。カウンターで得点したが、個人的にはプレス回避→ゴールという形が見たい。
サッスオーロ
・ビルドアップのキーマンはロカテッリ。彼のポジショニングの変化にクロトーネは対応できなかった。また、選手の特徴を理解し、右と左で作りを変えているのもお見事。個で打開できる選手も居り非常に充実しているように感じました。

感想
サッスオーロが一枚上手な気がしましたが、クロトーネも志向しているスタイルは個人的に好きなので見守っていきたいと思います。それではまた。

Pickup Player サムエル・ディ・カルミネ
・エラス・ヴェローナで10番を背負っており、冬のマーケットでクロトーネへレンタル移籍。
なぜか新天地での背番号は54番。サイドのスペースへのランニングで高い位置に起点を作ったり、ポストプレーで周りを活かしたりととても気の利く選手。個人的に推していきたい選手。

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