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ふたりは殺し屋『クローサー』
あなたは和製ドラゴンを殺せる程強い女性を見たことがあるか… ということで
バァン!(銃声)可愛くてごめん♪ 暗殺するけどごめん♪ 系映画の『クローサー』(2002)を紹介する。
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あんまり面白くなかったけどね!
恋に仕事に大忙しの姉リン(スー・チー)とヘマしかしない妹クワン(ヴィッキー・チャオ)が、敏腕女性刑事コン(カレン・モク)と手を組み、和製ドラゴン倉田保昭とそのボスに挑むというあらすじ。
だがまああらすじなんかどうでも良い。強いて言うなら、名作『レオン』の非公式続編映画ということだ。
というのも、主人公の姉妹は全世界を監視できる変態コンピューターを作った父が原因で両親を悪い奴らに殺されたのだが、そこに現れたのは一人のヒットマン! 姉妹に銃を渡し、引き金を引くよう言う。
これを見た瞬間「完全にレオンじゃん!」と心の中で叫んでしまった。
姉妹がいるという点は「殺されたはずの姉が生きてた」みたいな感じで頼む。
そんな感じで二人共無事大人になって殺し屋稼業をしている訳だが、姉のリンのもとに元彼が現れる。その名もティンティン! もう一度言おう。ティンティンだ!
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このティンティン、ステイサムに負けず劣らずの男気を発揮するのがこの映画の魅力と言っても良いだろう。
リンが殺し屋であることを知らず、リンとのデート中チンピラに襲われ「リンを守らなきゃ!」となるも、なんとリンが鞄から拳銃を取り出してチンピラを撃退!
そして「これが私の仕事よ」と言われるも意味が分からず何も言えないティンティン。
リンも「嫌われたかな…」と思い一言も喋らない。重い空気が続く中、ティンティンがコンビニに走り出す。そしてなんと、雨の中寒そうなリンのために冷たいペットボトルの水をレンジで温めて持ってくる!
「そもそもペットボトルってチン出来んのかよ」「温かいお茶くらいあっただろ」という野暮なツッコミは置いといて、「たとえ彼女が殺し屋でも愛そう」という男気に私は惚れました。
他にも、「沢山の人の血が私にまとわりついて離れないの」という中々重い相談をされるも全く動じないティンティン。
約束の時間にリンが現れなくても待ち続けるティンティン。
男の中の男過ぎるよ。
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その後、結婚のために殺し屋を辞めたいリンと、続けたいクワンの間で姉妹喧嘩が起こり、両者謝りたいのに謝れない時間が続く。
そして、勝手に仕事をしたクワンはコンの推理によって追い詰められ、クワンはリンに助けを求めることに。
しかし、同じタイミングでリンの部屋に倉田保昭が放った刺客が来る!
果たしてリンの取った行動は?! コンは二人を逮捕するのか?!
ラストバトルは、序盤のカーペンターズの名曲「Close to you」にノって暴れるのと比べてワイヤーやCG使いまくりなので見劣りしてしまうが、途中服がはだけてくるヴィッキーチャオが見られるだけで大満足。
「本気出したら小娘なんぞ3秒で殺せるが脚本的にやられてやろう」と顔が物語っている倉田保昭がカッコ良すぎる。
他にも、ランボー怒りの脱出を真似してるとしか思えない埋葬シーンや、ラストブラッドの武器調達シーンがあったり、ランボーリスペクトを感じられた。
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仲直りの方法がウサギ跳びだったり、リンとティンティンの馴れ初めに犠牲者がいるなど、「ナンだそりゃ?!」展開が続くが、「まあ可愛かったし良いか」となること間違い無しの本作。
美女の生足を堪能したければ、今すぐレンタルショップに行って借りてこよう!!
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あと、この映画でヴィッキーチャオ可愛いと思ったら彼女の歌も聴こう!
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