空前の高倉健ブームに備えろ!
昭和の曲やレトロな雰囲気の建物が好まれるようになったこの時代。
そこで考えた。いつ高倉健ブームが再来してもおかしくない!
なんと言っても昭和の代表的俳優といえば高倉健さんじゃないか!(個人の感想)
ということで健さんの名曲のうち俺が好きなものを挙げていく。
将来、高倉健のこと沢山知ってるマウントを取りたい人は是非見ていただきたい。
①朝顔の詩
私が1番好きな歌である「朝顔の詩」。
健さんのナレーションがいちいち挟まるのだが、それが良い。
何より歌詞が染みる。
片親育ちの無口なガキだった男が、お袋との思い出の朝顔を歌った名曲。
とにかく良いから聴いてほしい。
②はぐれ旅
「あのとき世間を恨まなければ
笑って旅ができたのに」
「あのときお前を離さなければ
笑って旅ができたのに」
という歌詞にあるとおり、不器用であるがゆえにはぐれ旅をすることになった男の歌。
一人旅のときに聴きたい一曲。
③男の忘れ物
ダイナミックな前奏と共に、健さんの「わたくしですか? いえ、忘れ物ばかりです。」という素晴らしい語りが始まるこの曲。
「無理矢理道に捨てたあの女の消息知りたい。」という今ならギリギリアウトな歌詞も魅力。
この曲を聴いた後だと、学校などで忘れ物をしても「でもこんなもんでしょう。これからも。これから先も同じことの繰り返しが続くんでしょうね。」と健さん風に言い返したくなる一曲だ。
④一人の部屋
一人で暮らす男の悲しさを歌った名曲。
「ひとりの〜部屋は〜くら〜すぎる〜」
「人は〜生きる〜
俺も〜生きる〜」
という渾身の歌詞が心に染みる。
寂しさを感じる人にオススメの一曲。
⑤孤独よ
孤独に「お前には夜が似合うから〜」と語りかける曲。
口笛の間奏といい、「孤独よ 俺のそばにこい。」と歌う歌声といい全てが完璧な一曲。
これも「一人の部屋」と同じく、孤独を感じる人に聴いてほしい。
⑥時代遅れの酒場
「男が思うことは誰も止めることができない。」
という健さんのメッセージが込められた名曲。
場末の酒場に集まるくたびれた男たちを健さんが哀愁を滲ませながら歌い上げる。
「ルルルルルールルー ルルルルルー」という健さん渾身のコーラスが観測できる。
ちょっとくたびれた人に是非とも聴いてほしい。
⑦リスボン亭
海辺で黄昏れる時(そんな時なんかあんまりない)に聴きたい一曲。
とにかく海辺でタバコ吸いながら(未成年だから吸ったこと無い)聴きたくなる。
「リスボン亭」というのがなんなのかよく分からないけど、そこに突っ込むやつは健さんに殴られろ。
⑧ひとり静かの花言葉
「お〜ぼえてる〜 い〜つまでも〜」と健さんが頑張って歌ってるのを聴くと元気が出る一曲。
「これを私と思ってよ。」など、俺が好きな映画のシチュエーションが歌詞に込められており非常に良い曲である。
⑨舎弟
「歌」という概念をぶち壊してくるこの曲。
なんと健さんの語りで五分が終わるのだ。
ただ、今流行ってるような芯の無い歌に比べて百倍思いが伝わってくる。
「男が男に惚れたってやつだ」
「勝手にしろ! 涙なんか勿体なくて流せねえや
大馬鹿者だよお前は!」
⑩網走番外地
何と言っても健さんの代表曲、「網走番外地」。
映画の中で場面が変わるたびにいちいち流れるのが素晴らしい。
「あばしりばんがいち〜」
⑪唐獅子牡丹
最後を飾るのはこの名曲「唐獅子牡丹」。
「昭和残侠伝」にて流れるバージョンは放送禁止用語を含むとして、歌詞が変わったらしい。
この曲とともに健さんが殴り込みに行く道中のシーンがかっこ良すぎる。
「からじしぼ〜たぁ〜ん〜」
終わりに
今回挙げた歌(一部語り)の共通点として、どれも歌詞が心に響くものがある。
孤独を感じる人、黄昏れたい人、今から殴り込みに行く人、脱獄しようとしている人など、いろんな人にお勧めできる。
早速聴いて友達に「健さんの好きな曲語り」を繰り広げ、嫌われることをオススメします。
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