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新NISAの積立枠の準備(ひふみ投信の積立停止と売却)

X(Twitter)を見ていたらひふみ投信がTOPIXに負けているというポスト(ツイート)が流れてきました。

ひふみ投信は2013年4月に毎月22,000円で積立を始めたのですが、その後積立額を12,000円だったり20,000円だったりと何を根拠にそう変化させたのか覚えていないのですが、最終的には毎月10,000円の積立に落ち着き、そのままほったらかしにしていました。

積立投資の極意(?)は「積立を始めたらそのことを忘れる」ことなのですが、それでもどれくらいのパフォーマンスや損益かはチェックしておきたいよねってことで、毎月末、預かり数量、その月の積立額、今までの積立額合計、時価評価額をExcelに入力していました。

その結果は以下の通り。

ひふみ投信 積立額と時価評価グラフ
ひふみ投信 パフォーマンス(%)
ひふみ投信 パフォーマンス(損益)

2023年9月末時点で約10年半積立を行った結果、積立額147万5千円に対し、損益は約111万3千円。損益率だと75.43%でした。

金融庁の資産運用シミュレーションで想定利回り(年率)を調べたところ、12.7%でした。

金融庁 資産運用シミュレーション

「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で「自分で銘柄選びをするとしたら、複利で12~15%には回せるようにせねばならない。」と書かれており、アクティブファンドは「自分(ファンドマネージャー)が自分で銘柄選びをしている」わけですから10年前から投資している人にとってはなんとか及第点は取れていたと言えそうです。

ただ、ひふみ投信のパフォーマンスのポストを見ると、ここ数年は目も当てられない状態と言えそう。

実際、毎月末にExcelに入力する度に「この数年、なかなかお金が増えないなぁ。日本株、そんなに調子が良くないのかな?」と思っていましたが、ひふみ投信の問題と言えそうです(ひふみ投信は最初は日本株だけでポートフォリオが組まれていましたが、ある日突然、ポートフォリオの5%くらいを外国株に投資するようになり、純粋な日本株投信ではなくなりました。何故5%くらいを外国株に回したかわかりませんし、それによってパフォーマンスが良くなったという感じもなく、不可解なことするなーと当時思いました。純粋な日本株投信ではなくなったため、外国株投信と同様、買付注文してから約定するまで1日延びることとなり、それもまた面倒くさいことを・・・と思っています)。

念のため、ヤフー!ファイナンスで過去1年、3年、5年、10年のパフォーマンスをTOPIXと並べて見たところ、過去5年はほぼTOPIXと同じ。それより短いとダメダメといった状態でした(青がひふみ投信、ピンクがTOPIX)。

ひふみ投信対TOPIX比較(1年)
ひふみ投信対TOPIX比較(3年)
ひふみ投信対TOPIX比較(5年)
ひふみ投信対TOPIX比較(10年)

なんでかなーと考えたところ、藤野さんがCIOから外れたあたりからパフォーマンスが悪くなったのではないかと。

確か藤野さんがCIOを外れるというニュースリリースを見た覚えがあるのですが、過去のニュースリリースから探してみたのですが見つけられませんでした。それが最近になってCIOに復帰するというニュースリリース(2022年12月23日)は見つけられましたので、CIOを外れていた時期はあったのではないかと思います。

投資関連の本を読むと、投資信託(アクティブファンド)に投資するときのリスクとして「ファンドマネージャーが替わる」というのが挙げられています。ファンドマネージャーが替わったことで成績が平凡になったり悪くなったりするというリスク。このリスクがそのままひふみに当てはまったのではないかと。で、それによってファンドの成績が悪いのでCIO復帰となったのではないかと(藤野さん以外は下手くそと言われても仕方ないかと。あと後進を育てるのにも失敗していると言えるかと)。

その他にもまんじゅうを配ったり、ロケット打ち上げベンチャーに広告を出したり(打ち上げ失敗のニュースが映像とともにテレビで報じられていましたが)、将棋のスポンサー(?)になったりと、ファンドにお金を集めるための広告宣伝費と思われることにお金を使っていましたが、信託報酬から出ているお金だろうから何に使おうと勝ってとは思いますが、それでもそんなお金があるんだったらその分信託報酬を下げるとか運用成績を上げるために使うとかしろよなんて思いながら見ていました。結果としてお金集めには成功しているかもしれませんが、運用成績につながる使い方はされなかったようです。

ひふみ投信、ダメダメじゃんというのが分かったところで、来年からの新NISAの積立枠をどうしようかと頭を切り替え、考え始めたのですが、積立枠の資金をどこから捻出するか。

私は個人投資家という名の無職なので、生活費などのための現金が欲しい場合は株を売るか配当を当てにするしかありません。ただ株を売るのはもったいないというかポートフォリオを崩したくないという気持ちが強いため、何を売るかで悩みますし、利益が乗っていると税金を払わなければいけないのでそれもやだなー、と。

そんなことを考えているときに「あ、ひふみ投信の積立をやめて売却し、そのお金を新NISAの積立枠にまわせばいいのでは」と思いました。

積立のやめ方ですが、手順は
 1.積立の停止をする
 2.投信を売却する
なのですが、積立を停止した時期によっては次回の積立分の口座引落が行われていて、その積立がされるまで待つ必要があります(そうしないと売却、積立、最後の積立分の売却と二度手間になる)。

自分の場合はどうだろうとまずは積立の停止手続きをおこなった所、口座引落の前にできたようなので、あとはいつひふみ投信を売るかだけになります。

ひふみ投信 今後の引落予定

しかしまだ新NISAの積立枠をどう利用できるかについては証券会社のWebページに掲載されてないので、それまではひふみ投信に置いておこうと思います。


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