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19〜22週 準備

この時期、妻の体調は日によって変わるものの、一貫していたのは安定しないということ。
疲れやすく、気分も浮き沈みがある。
お腹の張りも頻繁にあり、切迫早産にならないか心配したり。

このとき僕たちは新年を迎え、年末年始は妻の実家へ行く予定をしていた。ところが出発前日、妻の体調が急変し、急いで病院へ行った。病院で検査を受け、特に問題はなかったものの、大事をとって帰省はキャンセルした。

下腹部痛、背部痛、お腹の張り、不正出血などがある場合、切迫早産が疑われる。妻の場合、お腹の張りが頻繁にあったので医師に相談して張り止めの薬を処方してもらっていた。病院でもお腹の張りの頻度や周期を検査してもらった。お腹の張りの場合、規則的にお腹が張る場合や、張りの周期が短い場合は危険らしい。切迫早産になってしまうと、週数をなるべく正産期に近づけるよう、安静にしていなければならなくなる。食事やトイレ以外は横になり、外出、仕事、家事などはしないようにする。
このころの妻は仕事の予定もどんどん入れていたし、僕たちは赤ちゃんを迎える準備と僕の海外赴任の準備を始めていたので、ここで妻が切迫早産になると夫婦揃って壊滅的なダメージを受けることになる。食事とトイレ以外、寝たきりになるということは、妻が仕事も外出もできないストレスを抱えるということであり、家事と赤ちゃんを迎える準備を僕一人でやるということである。考えただけでもゾッとする。家事や準備が嫌だということじゃなく、それらをやりながら、残り20週近くも、どうやっつたら妻のストレスを軽くできるかということ。しかも、そのうち8〜10週ほどは、時差のある慣れない国で、妻から離れ単身赴任。無理すぎる!

というわけで、妻の実家への帰省はキャンセルし、年末年始は自宅でゆっくり…などと、おとなしくしていられないのが僕の妻の性格なわけで。築地や近くの神社への初詣など、タクシーで行ける範囲で年末年始をそこそこエンジョイ。
妊婦はいろいろな人から助言をもらう。なるべく家で安静に、とか、目を使わないように、とか、そんなもの食べちゃダメ、とか…。仲のいい友人や家族からの心遣いを超えて、「わかってるよ!」と言いたくなる時もある。
でも結局、大事なのは心身の健康。家事や買い物で身体に負担をかけるのは避けるにしても、やりたいこと、楽しむことは、多少身体に負担がかかっても必要なもの。そうじゃないと心の健康が保てない。その辺のバランスをうまくとるのが必要だと思う。
妊婦の奥さんがストレスをためているときは、やりたいことをやらせてあげること。どうやって安全にやりたいことができるようにするかが、夫の腕の見せ所。

そしてこの頃から赤ちゃんを迎える準備を開始。出産前後に必要なものを買ったりレンタル予約したり。僕たちはベビーベッドとベビーバスをレンタル。買い物は、布団、おむつ、おしりふきなどなど。思いつくもの、ネットで出てくるもので必要と思われるものを書き出した。あとは、子持ちの友達にリストを見てもらって追加で必要なものや不要と思われるものについてアドバイスをもらった。
買い物は主にアマゾン。これは、僕が単身赴任後も妻が出かけずに買えることを確認する意味でも有益だった。自宅で買えるとわかっていることは、安心につながる。

次いで、保育園の見学を開始。7割は妻が行ってくれて、3割は妻と僕2人で。1件は僕1人で行ったところもあった。
保育園の見学は夫にもオススメ。自分の子供が入るかもしれない園の様子を見られるし、小さな子供たちがどんな雰囲気で過ごしているのかも見られる。子供たちを見て、父親になる自覚も湧いてくる。保母さんから、子育てのワンポイントアドバイスも聞けたりする。
保育園の見学は、園によってはかなり先まで埋まっていたりするので、早めに始めるに越したことはない。僕が父親になる頃には海外にいて、保育園を見学に行くこともできなくなるから、この時期に見学を始めてよかったと思う。いざその時に自分ができないことこそ、早めに準備したり、準備に積極的に参加したりすることが、僕にできることかもしれない。

#妊娠 #夫 #遠距離妊娠生活

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