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フリーランスか会社員か?私は会社員派だわ、と思う3つの理由。

Web業界、というのか、インターネットに関わる仕事をはじめてから、フリーランスや個人で会社を立ち上げている方々によく出会うようになった。会社勤めから独立する、なんてことにもよく遭遇する。
「好きなことを仕事に」
最近、よく耳にすることば。
みんなキラキラして見える。
会社員の私は、どうだろう。キラキラからは程遠い状態だろうか。
いや、案外そんなこともない。
外野からはどう見えているかはわからないけれど、自分自身は今の会社員という状態が気に入っている。楽しく仕事ができている。
私がそう思う理由を自分なりにまとめてみた。


1.はじめに個人事業主的働き方だった前職の話

今の仕事を始める前、某保険会社で保険の営業をしていた。ほぼ個人事業主的な働き方で、自由度も高く働く環境としてはよかったと思う。
運よく、私自身はとてもいいお客さんに恵まれていたし、楽しく仕事をしていた。その反面、働く期間が増すごとに課題に感じることも増えていった。
詳細は省くが、そのときの経験が会社員派の考えに深く関わっている。
転職をしてから、前職のほうがよかったな、と思うこともあるし、現職のほうがいいなと思うこともある。ひとつひとつ小さなことを見ていけばきりがないが、相対的にみると私は会社員派だな、と今は感じている。

2.ひとりでできることには限界がある

会社員派の理由その1。
ひとりでできることには限界がある
前職では新規開拓から既存顧客フォローまですべて一人でやっていた。顧客が増えるにつれて、フォローが薄くなっていく…。フォローに時間を割きすぎると新規開拓のための時間が削られていく…。
自分なりの工夫を考えてみたが、会社のコンプライアンス的にNOなことも多々あり、ほとんど実行できなかった。
現職では一緒に働いているメンバーがいる。すべてを自分の手でやらなくても簡単に誰の力を借りることができる。お金のやりとりなく自然発生的に相互協力が成り立つ。これは会社に属しているからできることだ。

3.視野が広がる

会社員派の理由その2。
視野が広がる
前職でも様々な人に出会い、学ぶことも多かった。飛び込んだ先の会社の社長がいろんな話を聞かせてくれて自分の目の前が広がることもあった。このようなことは、会社員であっても自分が行動さえすればいくらでもできることだと思っている。
現職で「視野が広がる」の視野とは、具体的な会社の中のことを中にいる者同士で話し合えることから広がるそれのことだ。
外部の人だと、具体的な中のことはわからない。現場にいるから包み隠さず話すことができる。より良い方法を模索するとき、中での視点を増やすことと、第三者的な視点を増やすことの両方があると強いと思っている。

4.責任の問題

会社員派の理由その3。
責任の問題
前職では基本的に顧客の担当者は私ひとりだ。某保険会社の看板を背負っているのでアフターフォローはかろうじてできた。後任の担当者を指名して、信頼できる人に大切な顧客を引き継ぐこともできた。ただ、顧客の家族構成や家庭の事情、その他の保証のことなど私の中だけにストックされていた情報も多く、退職後もしばらくは後任者、顧客からの連絡が続いた。
現職ではチームで仕事をしている。属人化してしまう部分はもちろんあるが、私が明日、突然倒れても会社として顧客へのサービス提供が滞ることがない。会社として存続し続けることは、継続してサービスを利用してくれる顧客への責任だと感じている。そのために、会社は利益を出す必要があり、得た利益から新しいサービスとか品質向上を目指す必要があると思う。これは私ひとりではできないことだ。

5.まとめ

そんな大きな3つの理由から、私は会社員派だ。
と同時に、これは今の会社の環境があるからこそ思えることだ。例えば会社の駒のように扱われる状態だったら、こんなことは思えないだろう。例えば前職の時に実行しようとしたことがコンプラ的に問題がなく、すべて実行できていたら、転職していなかったかもしれない。
結局行きつくところは、会社員とかフリーとか全然関係ない。どんな環境に身を置くのか、その環境をどう作っていくのか。その手段が会社員だったり起業だったりフリーランスだったりするだけだ。
本質的には働く形はどんなものだっていい。
私は自分が成長できて、誰かのためになり且つその責任を負える環境をこれからも選択していくのだと思う。もちろんその中での楽しさは忘れない。
アラフォーになり現実的な制限を感じることもあるけれど、いつでも前を向いて。という意識だけは変わらずに進んでいこう。




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