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DUNU GLACIER 川のレビュー

DUNU GLACIER 川 (1DD 4BA 4EST)
下記の環境でしばらく聞き込んだので感想をまとめます

試聴環境

  • iPhone15 pro

  • Apple Music

  • iFi Audio iDSD Simicrognature Finale

  • 純正ケーブル4.4mm

  • Spinfit W1

結論から言うと

  • 適度に膨む低音域の表現力が1番の魅力

  • 解像度高く濃厚な音に包まれる立体的な音場

DUNU GLACIER 川

筐体は少し重くて大きいけど装着感はとても良い。
イヤピースはSpinfit W1にした。
リケーブルは色々試したけど結局純正ケーブルが1番良かった。
取り回しも良くステキなケーブルだと思う。
ボリュームは取りやすいけど本領を発揮させるにはある程度の出力が必要。

初めて聴いたり、試聴した人の感想は「思っていたのと違う」というのが多いと思う。
何故なら

  • 4ESTなのに低音域が売り

  • 見た目や名前とは裏腹な濃厚サウンド

だからだ。
かく言う私も試聴した時の第一印象はそうだった。
しかし聴き込むうちにドンドンこの濃厚な氷河に引き込まれていった。

ちょうど良い塩梅に膨らむパワフルな低音域が一番の魅力。
そしてその低音域に負けないように4BAが濃厚な中音域を、4ESTが伸びやかな高音域を鳴らしてくれる。

このまるで低音域を起点としたかのようなチューニングコンセプト水月雨のVARIATIONSのそれに近い気がする。
出音は違うけど。

低音域が強いが、中音域と高音域もしっかりと味わえる。各ドライバー間の音の繋がりがとても自然で一体感がある。
高解像度な音が一つの塊になって大迫力で迫ってくる感じ。
没入感がスゴイ。
でも意外と聴き疲れしないのが良い。

寒色か暖色かが1番難しい。
イメージでいうとトーマス・マンの『魔の山』に出てくる肺結核の治療法が近い。
極寒の雪山で厚着をして毛布を掛けて暖を取りながら雪の上にしばらく横になるという療法だ。
高解像度で極寒の音場の中で、低音域の膨らみや中高音域の余韻で暖を取る、そんなサウンド。

相性が良い曲はbillboard hot 100にランクインしている曲。
最近の洋楽はサブベースに重きを置いてミックスしている曲が多い。
ビョンセのカントリーソングですらモリモリだ。
なのでサブベース が深く沈み込むGLACIER 川とはとても親和性が高い。
この辺の曲をよく聴くのでとても重宝してる

オススメな人

  • 低音域は少し膨らんでたほうが好き

  • 沈み込むサブベースを味わいたい

  • 低音域を堪能したいけど、他の音域をあまり犠牲にしたくない

  • 迫力のリスニングイヤホン好き

オススメできない人

  • 高音域命

  • 寒色好き

  • ボーカル主体で聴きたい

  • モニターイヤホン好き

以上GLACIER 川の個人的な感想です。
思い入れのあるイヤホンなので長文を書き殴ってしまった。
万人受けするイヤホンではないかもしれないが、ハマる人にはハマると思う。

※購入は自己責任でお願いします🙇

以上です
最後まで読んでくれた方はありがとうございます

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