24/05/12 学マスMV(前編)

連休が恋しくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
やっぱ毎週4連休ぐらいでいいんじゃないかな……?

さて先週から今週にかけてアイマス新作、『学園アイドルマスター』のソロ楽曲フル&MVが9夜連続公開されてました。せっかくなのでリリース前に順に振り返ってみようと思います。

1. Fighting My Way (花海咲季)

トップバッターは「赤」担当の花海殿。これまでの「赤」とは一線を画すカッコいい系の曲で結構びっくり。でもあの強気な咲季にはぴったりな一曲ですね。

なお、この時点ではMVといいつつ手の込んだLyric videoが来るのかなと思っていたけど、次の曲でその予想はあっさり裏切られるのである。

2. Luna say maybe (月村手毬)

続いては「青」担当の手毬。ソロ一曲目にこれ持ってくる⁈という強烈なインパクト。そして荒れ狂う感情をぶつけるような歌い方という点で彼女もこれまでの「青」とは別のアプローチを仕掛けてきてる印象。
でも歌詞の内容的には未完成な段階だからこそ吐露できる感情が詰め込まれてるので、やはり今出すしかないのか。

咲季からガラリと趣の変わったMVを見て、「あっ、相当力入ってるな?」というのを察する。

3. 世界一可愛い私 (藤田ことね)

三日目は初星コミュで苦労人ポジが見えつつある「黄」担当の藤田ことねの一曲。うーん、流石はHoneyWorks!

外面として愛嬌を振りまくAメロと、打って変わって芯のある内面を見せるBメロを経ての「可愛い」一点突破を図るサビという流れなんですが、相関図とかコミュで窺えることねの姿をうまく落とし込んでるなぁという印象です。本編見るとまた変わるかもですが。

決意に満ちた眼差しと、「できる」4連打のCメロ→走馬燈の流れる間奏→大サビの流れは9曲の中でも一、二を争う好きポイントです。あと間奏が完全にハニワ節なのも個人的にポイント高い。

4. clumsy trick (姫崎莉波)

数少ない上級生組の莉波嬢。clumsyは「不器用な」とか「ぎこちない」とかそういう意味ですね。
メンバーの中では頼れるお姉さんって立ち位置っぽそうですが、裏腹に、恋に不器用な女の子全開の歌詞ってのがまた巧妙……

5. Tame-Lie-One-Step (紫雲清夏)

躊躇ためらい」と「Tame-Lie」で掛詞になる。天才の所業。
”tame”をどう訳すかはまぁ色々考えられますが、他動詞とみるなら”飼いならす”、というニュアンスでしょうか。
過去に踏ん切りをつけてまた歩み始める……という曲と考えると、どうにか折り合いをつけていたけど心の底では納得できていなかった気持ち。まさにそれが躊躇いということなんでしょうか。

そして「Tame-Lie-One-Step」が「ためらいは捨て」っぽく歌ってるのも解釈の幅が広がるというか……後年に勅撰和歌集とかに載ったりしない?

ハーフタイム

というわけで前半5曲でした。ゲームがリリースされてコミュの情報とか出てくるとまた違った見方とかできそうで楽しみです。
演出もデザインも手法も各曲独自のMVでしたが、改めて見てみると「歌詞を表示する」というのは全部共通してましたね。映像への溶け込み具合の強弱は結構差があり、咲季や手毬はまぁ…一回じゃ読めないな!カッコいいからいいけど!


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