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Gibson Firebird Non Reverse

Gibsonのエレキギターといえば、頭に浮かぶ代表的なモデルと言えばLes Paulと言っても過言ではないですが、、
私的に佇まい含め絵になるなと思っているのはGibson Firebird!

その中でも反転したボディーシェイプを持つNon Reverse(ノンリバース)通称ノンリバが!

世界一カッコいいと思っています。
今回はそんなニッチ?王道ではないモデルの紹介です。

Firebird誕生の歴史


ギブソン・ファイヤーバード (Gibson Firebird) は、1963年にGibson社がカーデザイナーであるレイモンド・デートリッヒがデザインを担当しました。

当時ギブソンはソリッドボディギター市場でフェンダーに打ち勝つべくレイモンド・デートリッヒに新しいギターのデザインを依頼しました。

レイは32年から38年までクライスラーに在籍していた個人で自動車を作る人で、その以前にはデューセンバーグというクルマのデザインを手がけたとテッド・マッカーティは語ってます。
(こちらはhttp://sound.jp/firebird/history.htmから一部引用しています)

レイがデザインしたFirebirdは発売当初の仕様はリバース・ボディ(正面から見て右側のボディが左側のボディよりも上に突き出ている)にスルーネック、ミニ・ハムバッカー・ピックアップ搭載でした。

最初のオリジナルファイヤーバード群

オリジナルFirebirdには4つのモデルが用意されました。
左から
・Firebird I
1PUでドットポジションネックバインディングのない仕様

・Firebird Ⅲ
ネックバインディングつき、2PUでドットポジションの仕様

・Firebird V
Firebird Ⅲにブロックポジションマークが施された
仕様

・Firebird Ⅶ
Firebird Vをベースにハードウエアをゴールドパーツに変更しミニハムバッカー3発の仕様。
※ⅰ〜Ⅶまで共通してスルーネック構造です。
また、一部珍しい仕様ではリバースシェイプでP90が2発載っている個体もあります。

(こちらの記述はhttp://firebird.garonne.jp/?eid=6#gsc.tab=0からの抜粋です。)

ただ、レイがデザインのFirebirdは1966年に大幅なモデルチェンジを余儀なくされリバース・ボディからノン・リバース・ボディ(リバース・ボディを左右反転させたような形状)に全面的に切り替えられました。

それまでのスルーネックの接合方法もセットネックに変更されたほかピックガードが大型化され、ピックアップもミニハムバッカーからP90に変わります。

各モデル共通のボディ(リバースモデルでは、ピックアップのレイアウトによってボディ加工を変えていたりなどの変換もありました。

モデルチェンジされたFirebird Non Reverseも1969年に製造中止になり短命に終わりました。

しかしその後、70年代に入りFirebirdはノンリバースからリバースに戻り1972年から再生産が行われ、現在でもギブソンおよびエピフォンが販売・製造をしています。

ここまでザックリにはなりますがGibson Firebirdの歴史を紹介させていただきました。

所有していたFirebird Non Reverse

ここから当方が今は手元に残っておりませんが、
Firebird Non Reverseを紹介したいとおもいます。
※一部画質が悪い写真がありますがご了承下さい。

Gibson  Firebird Non Reverse Ⅲ 

写真が微妙ですが1番最初に入手した Firebird Non Reverse Ⅲ になります。
年代は1965年製、ピックアップはP90が3発のレアなfactory Bigsby仕様です。


 Gibson Firebird Non reverse ⅰ mod

2本目のGibson Firebird Non reverse ⅰ ですが。
所々変わっていますがカッコよい一本です。
カラーは一見すると黒ですが、濃い暗めのダークグリーンに、、
ピックアップはセイモアダンカンのP90に変更、
に伴い大型のピックガードも変わっています。
ブリッジはバダス、通称板バネと言われるロングヴァイブローラに変わっております。
年代はこちらも1965年製です。

Gibson Firebird Non  reverse V 

3本目は珍しいカスタムカラー!インパネスグリーンのノンリバですが、フルオリジナルでなく
2本目と同じくリフィニッシュが施されています。
ミニハムバッカーでP90とは方向性が違いましたがミニハム特有のFenderライクのカリッとした感じが良かったです。

Gibson Firebird Non reverse Ⅲ
ペクは白ボタン
今にも飛び立ちそうな雰囲気
鳥のマークが綺麗に残っています

4本目ですが見た目、音色含め一番気に入ってた1965年製のFirebird Non reverse Ⅲです!
風格もあり何と言ってもエフェクトの乗りが抜群でによかったです。

まとめ

累計4本を所有してきて感じた事ですが、ネックは細くて華奢な感じで華美なルックスですが、、
見た目に似合わず泥臭いブルースが似合う最高のギターでした!
意外とファズなどのエフェクターとも相性が良かったりします。
今回は忘備録的な内容でしたがこの記事を読んでGibson Firebird Non riversに少しでも興味が湧いた方は楽器店で、もし見かけた際は手に取ってみる事をオススメします。

なんといっても一番カッコいいギターだと思っています。


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