大切な存在 3話
前回の話はこちら↓
〇〇:うぅ〜ん...あぁ...今日から学校か
あれから日が経ち、今日から学校が始まる。
いつものように〇〇は朝ご飯を作る。
そろそろできそうな頃合いに蓮加が入ってくる。
蓮加:おはよ〜
〇〇:おはよう。そろそろできるよ
蓮加:は〜い
そして、朝の食卓を囲んで食べる。
〇〇:今日から学校だね。頑張れよ?
蓮加:うん!お兄ちゃんこそ頑張ってね
〇〇:ありがと
そしてあらかた準備を終えた頃、
蓮加:じゃーん。どう?
制服を身にまとった蓮加がその場で一周する。
〇〇:かわいいね。似合ってるよ。
蓮加:へへ。笑お兄ちゃんも似合ってるよ!
〇〇:ありがと。そろそろ時間だから行こうか。
蓮加:うん!
説明してなかったが、
僕は高校に入学する。
そして蓮加は中学2年生で転校する。
ある事情でこっちに引っ越したのだが、
蓮加には中学で転校させてしまったことに
申し訳なさを感じている。
まぁ、本人には言わないけど。
〇〇:じゃあこの辺で。頑張って
蓮加:うん!ありがと!笑
蓮加が笑顔で中学校に向かうのを見届けて
自分も高校に向かう。
〇〇:...ふぅ
怖さを感じながらゆっくりと歩いていく。
そして、高校に着くと
クラスが発表されてる貼り紙の前に
人が集まっている。
〇〇:まぁ、後で見にいくか。
もうじきに人少なくなるだろ。
と、校門近くで人がはけるのを待っていた。
そうこうしてる間に
人が少なくなっている。
それを確認した〇〇はクラスを確認しに行く。
〇〇:僕は...1年3組か...
3組の教室に入っていき、
黒板に貼っている席を確認する。
窓際の前から2番目の席に座る。
結構いい席だったな。
そしてイヤホンで好きな音楽を流し、
窓から外の景色を眺める。
しばらくした後、肩を叩かれる。
〇〇:ん?
イヤホンを外しながら人がいる方を向くと、
△△:よっ、おはよう
〇〇:おはよう
△△:同じクラスだったぜ。
〇〇:良かった...△△がいて
△△:...おう、なんか照れんな笑
こいつは齋藤△△。飛鳥さんの息子でちっちゃい頃から一緒に遊んでいたが、小学校入る前に僕が転校したのだが、会うたびに遊んでたから普通に親友として接している。
そして、僕の過去を知っている数少ない人だ。
△△:それより、そろそろ入学式始まるぞ。
もうみんな準備してるぞ
言われてみると続々とクラスのみんなが
入学式に向かうのが見える。
〇〇:サンキュ。入学式出れないところだった。
△△:おう
そして、入学式。
後ろのほうに保護者の方々が詰めかけていた。
その中に飛鳥さんの姿も見えた。
長い校長の挨拶を終えて
新入生代表にはいる。
??:暖かい春の日差しに包まれ………
あの人綺麗な人だな。
座っていた席的に多分同じクラスなんだろうな。
まぁ、僕にはあまり関係のない話だけど。
??:…。新入生代表、久保史緒里。
へぇ、久保さんっていうのか。
入学式を終えてクラスに戻ってくると
担任の先生が入ってきた。
??:みんな、おはよう!
このクラスの担任の設楽統だ。よろしく!
設楽:自己紹介とかは明日やる!
今日はこれで終わりだ!
解散!
初のホームルームがまさかの1分足らずで終了。
△△:〇〇ー、行こうぜ。
母さんが写真撮りたいってよ
〇〇:分かった
飛鳥:お疲れー
△△:おう。
〇〇と同じクラスだった
飛鳥:へー。〇〇ごめんね?
△△と一緒のクラスで
△△:おい、母さんどういう意味だよ
飛鳥:え、そのまんまの意味だけど笑
△△:〇〇、なんか言ってくれよ
〇〇:ほんと勘弁してくださいよ笑
なんで△△と同じなんですか笑
△△:おーい!
2人してなんでそういうこと言うんだよ!
〇〇:いや、なんとなく笑
△△:なんとなくで言うな!
そして、飛鳥さんと一緒に写真を撮った。
飛鳥:そうだ!
入学祝いで夜ご飯作るからうちにおいで!
〇〇:ほんとですか!?
じゃあ、後で蓮加と一緒に行きますねー
飛鳥:うん、待ってるねー
そして僕は一旦家に帰った。
続きはこちらです↓
どうだったでしょうか?
ちょっと中途半端になってしまったかもです笑
次回はクラスメイトが登場します!
いいねやリクエストなどたくさん待ってます!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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