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うつた姫のワルツ・スケルツォ

記念すべきプロ演奏家への演奏依頼の1曲目です。

作品の諸元
演奏形態:ピアノ独奏
演奏時間:4分~5分
難易度:レベル19~20(出典:「あるピアニストの一生」))
曲分類:近現代
作曲者:ららトーク
初演:境 彩希(さかい さき) 2021/11/8

解説
うつ田姫とは冬の季語で、季語辞典によれば「 冬を守る神として季題に使われ るもの」とあります。この四季を司る女神は、春は佐保姫( さほひめ)、
夏は筒姫( つつひめ)、秋は⻯田姫( たつたひめ)で冬はうつ田姫( うつたひめ) になります。この女神について詳しい文献は見つかっていないようですが、江戶 時代の連歌師紹巴による辞書『 匠材集』に「 うつ田姫 冬を守神なり」とあるよう です。 俳句を読む人はこの神様にいろいろとイメージを膨らませて創作しております。 こうしたうつ田姫にまつわる様々な俳句を読んでみて、何かをガラッと変えてし まう顔の見えない、無言の神様、ぼやっとした遠い存在という感じがします。

『 山道の 開けた湖畔に うつ田姫」( ららトーク作)

今回の曲では、ある山道の開けたとこでうつ田姫が舞っているところに偶然 遭遇し、見惚れているとその気配に気づかれてしまう。徐々に天候が悪く なり 雪まじり の強風が吹き付けるなか、急いで小屋にもどってほっと 一息つく 。こんなイメージで弾いてみてく ださい。

楽譜
PiaScoreにて販売予定です。

公開動画
ピアニストの境 彩希(さかい さき)さんに演奏していただきました。


解説
曲の解説など。4分30秒から演奏がはじまります。


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