画像1

練習教材:6つの小二重奏曲 Op.8 No.2 第1楽章

プレイエル(PLEYEL, Ignace Joseph)
00:00 | 00:00
プレイエル作曲の6つの小二重奏曲 Op.8 No.2 の第1楽章です。私が主宰しているバイオリン練習会の練習用として作成しておりますので練習に使ってみてください。

第1楽章は G-DurのAllegroです。
スタカートのついた音符がたくさん出てきますが、クラシック音楽でのスタッカートは作曲家によってニュアンスが様々なのでどう演奏すべきなのでしょうか。『正しい楽譜の読み方』という文献には、連続するスタカートは音量、長さ、音質で演奏しどの音にもアクセントがつかないということであると記載されております。またスラー付きのくさび・アクセントは、もともと楽器のグラヴィーコードのためにあり、押さえた鍵盤で揺らすことによりビブラートがかかるが、その奏法であると書いてあります。プレイエルの場合は古典派なのでその奏法なのかわかりませんが、楽典に書かれているような鋭いスタートにすると曲が死んでしまうので、私の場合、通常のスタカートよりも音をやわらかく切っております。

●使用機材:
 川口文化センター・リリアのスタジオ4で録音。
 AKG Lyra-Y3によるステレオ多重録音。録音モードはFront。
マイク:机の上にマイクをおき演奏者に向かうようにマイクの首の角度を変更。
マイクのフェースとバイオリンとの距離:120cm程度。
空調音を消すためにEQで200Hzより下をカットしています。

 Digital Pefomer 10.13で作成。スタジオ4での残響音がやや足りなかったのでAltiverbのライブラリ「20th c.Fox」をバイオリンの残響にあうようにアレンジしたもの控えめに使っています。

●使用弦
Warchal AMBER

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?