見出し画像

目から鱗の音階練習

最近はバッハのブランデンブルク協奏曲第3番を練習中なんですが、たまたまみたレッスン動画に弾き方のヒントみたいなのがあったので紹介しておきます。

第3楽章からパッセージ 結構速いので正確に音程を取るのが難しい

こういうパッセージはバッハでは頻繁に出てきてしかも速度が速いので、指をいちいち動かしていたのでは間に合わないたので、あらかじめ押さえてから弾けばよいことは普通の先生なら教えてくれますが、

赤字の部分は弦を同時におさえます。

同時に押さえて弾く場合、ありがちなのが右手が釣られて両方の弦を一度弾いてしまう、あるいは五度音程がうまくとれない、押さえきれなくて雑音が発生してしまうなどがあります。なのでゆっくりと練習して暗譜していくわけですが、効率が悪いですよね。

まあ、こういうパッセージはこういうものだろうと考えていたのですが、以下の動画をみて、目から鱗の練習方法が紹介されていました。

五度の音階練習って意外に盲点でした。こういうことを毎日のルーティーンとして練習しておかないといけないのですよね。

完全5度の和音練習。手首の形を崩さないでことがコツ。
高い音域では抑えるのが結構難しい。小指が短い人は毎日練習していた方が良いですよね。
下がGisのところは完全5度上のDisにしてますが、Dにすると減5度の練習にもなりますね。

意外にも小野アンナ、カール・フレッシュ、ハイフェッツの有名な音階教本にないパターンでしたので盲点でしたね。これを毎日練習をしておけば、バッハの分散和音パッセージが結構楽になるのではと思った次第です。

あと課題は、小指がきっちりと2つの弦を押さえることができるのか、手首の位置が極端になっていないか鏡を見ながらのチェックですかね。

もうひとつ、小指の位置が不安定になりがちなので以下の練習もあわせて練習しておくと良いと思います。ハーモニックスの小指がズレると音がならないのでわかりやすいです。決してシールなんて貼らないでくださいね。バイオリンが下手になってしまいますので。バイオリンの音程はバイオリンに聴くのが一番ですから。チューナーの音程がバイオリンの音程と違うことに気がついていない人があまりも多くてびっくりしています。良い先生に学べば教えてもらえるのですが、なかなかネット情報だけだと危険ですよね。

完全四度上を小指で軽く押さえると、下の音の2オクターブ高い音がでます。
外れると音がでないので音程をとるための良い練習になります。
弦が古いとハーモニックスの音程が下がるので弦の換え時を知る目安にもなります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?