一生稼ぎ続ける営業マンのたった一つの習慣 著 森 功有さん を読んで
会社は売るものが変わっても売れ続ける方法
本書は、2012年3月の初版です。
今は2021年4月なのでまる9年前10年ひと昔と言いますが、
それほど古いとは感じさせない内容ですね！
筆者プロフィール
森功有 もりこうゆう
株式会社ビジネスプロデュース 代表取締役。
１９６８年 生まれ。
早稲田大学 教育学部卒業後、富士ゼロックス株式会社に入社。
新人全国ナンバー１を皮切りに、７年間14期連続で常にトップの営業成績を達成する。
１９９９年上期にはなんと平均目標値の１,０００％を達成し、
「 炎の１,０００％ 男」と呼ばれる。
１９９９年に人材コンサルティング会社の創業メンバーに参画。ナンバー２としてまったくゼロから事業を立ち上げ、７期連続増収増益の立役者として貢献。
大手優良企約３００社のコンサルティング実績を持つ。
２００６年に営業コンサルティング会社である、株式会社ビジネスプロデュースを創業。 これまでの自身の経験を生かし、ベンチャーから大企業まで、さまざまなクライアントを 営業顧問先に抱え、営業マンおよび営業マネージャーの育成・指導にあたっている。また、 富士ゼロックス 社から現在まで、20年連続で売上計画目標を達成し続けており、現在も 継続中。「一生稼ぎ続ける営業マン」を自らが実践している。
本の概要
この本の読者へ伝えたい事は、
本のタイトルそのままであり、
筆者が教えてくれていることを実践すると、
「必ずあなたは、「一生稼ぎ続ける営業マン」になることができ
そして幸せな人生を送ることができる」です。
その実践方法が「お客様のビジネスパートナーになる」です。
筆者もB2Bの営業マンですので、本書の内容はとてもしっくりきます。
そこで、一寸著者には失礼かもしれませんが、
本書の読み方として「はじめに」を読まれたら次は「おわりに」を
読まれることをお勧めします。
理由は、著者の本書を執筆した熱い思いが
「おわりに」に話されているからです。
この思いを知った上で、本書を読まれるとより深く理解できます。
著者は「今、営業マンは窮地に立たされています。」といっています。
こらは、著者の営業職に対しての愛情からの言葉です。
営業マンの窮地の理由は、
・大学生のなりたい職業で下位にランクされている
・モノを売るのが難しくなってきているに加えアメリカなどに比べて地位も低い
・旧来のやり方では営業が立ち行かなくなって来ている
です。
以下本文抜粋、
アメリカなででは、・・・
生涯に３人の友人を持てと言う格言があり、その中に、医者と弁護士に並んで営業マンが 入っているほどです。・・・・・
これからの営業マンに必要なのは、「ビジネスを創出する力」と「自分自身を商品にできる」 ことです。いわゆる、ビジネスプロデューサーなのです。
筆者も営業マンは無から有を生むことが出来るロマンたっぷりの職業で
あると思っていますので、著者の意見には大賛成です。
この書評を書いている今は、出版から9年後の2021年4月です。
2020年の１月から日本でも新型コロナウイルスが流行り出しました。
まだ、Withコロナ状態です。
面談営業が難かったり、
テレアポをしようにもお客様が在宅だったり、
アポが取れてもオンライン面談だったりと、
営業マンにとってより厳しい状況となり
営業環境が激変しています。
お客様側も、自社の維持発展のための
設備やシステムの導入を検討する際、
本来ならコンペすべき案件も、
コロナ禍を理由に新規ベンダーへ引合を出すことを辞めて
既存ベンダーからの導入にしてしまうケースも増えています。
この場合も、自社が既存ベンダーであるなら、
本書で書かれていることを日ごろからこつこと実践して、
ビジネスパートナーのポジションを維持していれば、
受注確度も上がることでしょう。
逆に、あなたが新規ベンダーの営業マンの場合は、
面会が出来ないお客様に対しては、
本書に書かれていることを基本として
ビジネスパートナーになる道を愚直に探っていく、
結構険しい道が待っています。
そういう視点を持ち「おわりに」を読んでから、
１章に戻り読ま進めてみると
現状打破のアイデアが浮かぶかも知れません。
是非、読んでみた下さい。
こんな人におすすめ
B2Bの営業マンには是非読んで欲しいです。
自分もB2Bの営業マンですが、
著者と同じくビジネスパートナーを目指して営業をしています。
ビジネスパートナーになるということは、
お客様に大いに貢献できていることを意味し、
あなたの営業でビジネスパートナーになれたのなら、
あなたの自尊心をこの上なく上がり、
営業であることを幸せに感じるでしょう。
そして、自分の会社に対しても利益をもたらし、
自分の営業成績も長期にわたり安定した売上確保が出来ます。
是非、この本を読んであなたの会社の営業職を
盛り上げていってください。
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