#7 本当に18歳で大学にいく必要ある?
多くの子どもたちが親の希望で大学進学をめざし、小学生の頃から訳もわからず夜まで塾に通っています。
これって、幸せにつながるの??
3人の子育てをしている親として、とても疑問です。
わたしたち夫婦は大学院卒ですが、息子たちは大学に行かなくても良いと考えています。
学びたいことがあったり、就きたい仕事に必要だったりすれば、もちろん大学進学は応援します。
ただ、なんとなくで大学に進学するのは避けて欲しいです。
無駄なお金を使いたくないという理由もありますが、人生において大切な時期をぼんやりと過ごしてほしくないという意味が大きいです。
18歳から20代前半は、気力も体力も満ち溢れていますね。
チャレンジに適した時代だと思います。
親の保護下でダラダラと過ごせるモラトリアムにも意味があるかもしれません。
しかし、人はあっという間に年を取ります。
気力と体力は、いつまでもある訳ではありません。
18歳で大学進学するために、勉強ばかりしてきた子も多いでしょう。
高校3年間だって貴重な年代なのに、受験勉強が最優先事項になるのはもったいない!
自分が何に興味があって、何が得意なのか?
それを見つけるためには、大学進学より効果的なことがあると思います。
旅をしたり、働いてみたり。
最低1年間は自分オリジナルの行動をしてみて、「大学で学びたい」となってから受験勉強を始めたらいいと思うのです。
18歳で大学進学しなくていいと考えれば、もっと人生の選択肢が広がります。
大学1年生の夏休みに、わたしはスウェーデンに住む親戚の家に1ヵ月ほど滞在したことがあります。
お世話になった夫婦は、30歳を過ぎて大学生でした。
スウェーデンでは、無料で何歳でも何回でも大学で学べることを知り、衝撃を受けました。
日本もそうなると、面白い社会になると思いませんか?
大学は、若者が就職のために大卒資格をとる場所ではなく、もっと多様な年齢の人が生涯学習を楽しむ場所になればいいと思います。
子育てはお金がかかるからと、出産・育児を諦める若者が多いそうです。
でも、もし塾通いや大学進学が必要なければ、そんなにお金はかかりません。
お金の心配をせずに、子どもと楽しく生きれる社会になったらいいですね。
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