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1/30 くつ

「他人はそんなとこまで見てないよ~笑」
を覆したいと思っているのか、私は他の人の服装を見て記憶してしまいます。

特に靴。本当は気にしたくないのに、「品の良さは靴でわかる」とかそういった類いの言説を聞いてから、つい目をやってしまいます。

気にしたくない理由としては、私が上品靴ワールドの圏外だからです。

昔から靴を選ぶのは苦手でした。足の形のせいなのか、合う靴を見つけるのが難しく、店員に勧められるまま、フィット感7割くらいの靴を買ってはタンスの肥やしにしたり。気が向けば中敷きやバンドで調整して、それで上手くいけばいいですが、そんな応急措置ではなんとかならないことの方が多い。
しかも社会人になって、足裏の骨の形や股関節の形状的的に履ける靴の幅が狭まったので、もうお手上げ状態です。(中敷き必須、ヒールほぼNG)

みんなそんなものなのでしょうか。
何度も試し履きをして、どれも合わなくて店員さんにどう取り繕うかプレッシャーを感じたりしているのでしょうか。

とは言え私は最近、アマゾンの試着できるサービスで何足も取り寄せて、家で試し履きをするようにしたので、外界で自意識パニックに陥ることはなくなりました。ただ少し切ない気持ちで全部返却するのみです。

何回も試着・返品を繰り返して、そうしてようやく手に入れる1足なので、そればかり履き倒します。なのですぐ汚れてしまうのです。
かといって、いまいち靴の手入れを教わってこなかったので、スニーカーなら洗濯する、それ以外はブラシか靴みがき?でなんとか応急措置をしますが、あまり効果は感じていません。

傷がついたり取れない汚れがついたり、生地が傷んだりしたらみんなどうしているのでしょう。
そうなったらみんな買い替えているのかな、と思うくらい、世間の人は綺麗な靴を履いている気がします。

だとしたら私も同じ頻度で靴を買い替えた方がよいのでしょうか。でもそうするとまた靴探しに多くの時間を要すことに……。
そう思って、結局また薄汚れた靴を履き続けるのです。

電車に座って向かいの人の爪先を眺めてしまうのがよくない。さっさと通勤とは無縁の生活をしたいと思う2024年です。

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