6/15 ファストミュージック

BTS……

今回のことは、armyじゃなくても胸が痛い。

K-POPナムドルペンは、事務所契約7年の法則に加えて、兵役を覚悟しているし、その後の活休、からの解散がいつ来るかと怯えて暮らしている。

(2PMはメンバーが欠けることなく無事復帰できた貴重な成功例だと言える)

なのでBTSについても、兵役免除問題も解決してなかったし(個人的にはタレントでも行けばいいと思うが)、armyの先輩も「ショックだけど兵役に行く覚悟はしてた」とのことだったので、活休自体は肯定的に受け止めている。

ただ悲しいのは、メンバーたちが辞め時を見失った状態でこの数年活動してたということだ。

私ですら、異動になることを知りながら前部署で半年間のスパイ生活を送ることでメンタル崩壊してたというのに、
休みたい気持ちでいっぱいのまま国連やホワイトハウスに行ってた心境を思うとぞっとする。

そして本国の音楽番組にカムバしてこれから……!って時の報告。「罪悪感」という言葉以外になんと表現できるだろうか。


私はアイドル大好き人間なので、アイドルという職業自体が良くないとは決して思わない。
ハードスケジュールな客商売は俳優やアナウンサーなども同じだと思うし、批判するならエンタメ業界全体が糾弾されるべきじゃないかと思う。

ただアイドル活動において辛いのは、音楽制作やパフォーマンスにかかる時間の他に、ファンとの交流の時間や、他のエンタメ(バラエティー、ドラマ、ラジオ、舞台、SNSなど)でも活動しなくてはいけない点なのではないかと思う。

もちろん本人が今後「俳優に転身したい」など、別の業界に進出したいと考えてるなら上記の他コンテンツへの露出もしたら良いと思う。 
でもそうでなければ、

年に2回程度カムバックしてもらって、MVはリード曲のみ。
CDの形態も1種でビハインドDVDは無し。
音楽番組とリリイベも最小限。
ライブは2年に1度、アルバムを出すタイミングで。

ていうくらいで、いいんじゃないかなと思ってしまう。(これでも1年間ほぼスケジュール埋まるだろうけど。)
曲出す前後以外は自由にゆっくり過ごしてほしい。そんでもし余裕があれば休み中の写真をインスタに上げてくれたらそれでいい。
そう思うのは、私が曲重視のライトオタクだからだろうか。


いつだかも記述したが、私は王道ポップスジャンキーだ。
ミーハーなので、秋元康の曲も好きだし、アメリカで流行ってる洋楽も好きだし、BTSもDynamiteとButterが好きだ。

でももしかしなくても、大衆向けソングは、ファストフードやファストファッションのような、大量生産大量消費の『ファストミュージック』なのかもしれない。

音楽についても、きちんとした収録環境で録られたものか、映像製作が過剰労働となっていないか、歌手の福利厚生はしっかりしているか、など、エシカルかつサステナブルな目線で選ばなくてはいけないのだろうか。 

食事や服以上に困難なパラダイムシフトを求められているのかもしれないと思った今日この頃。

6/16補足:よくよく調べたら2PMは日本デビュー前に脱退したメンバーがいるとのことなので、初期からずっと欠けずにってのはかなり難しいのかもしれない……最初東方神起も例に挙げようかと思ったが、むしろ大揉めした例だったなということを思い出してやめた……もちろん2人で復活したことは喜ばしい。

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