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働き方は変わった!rakumo の2022年はさらにどう変わるのか

(この記事は、はてなブログに 2022年1月4日 に投稿された内容を note に再投稿した記事です)

皆様、あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年最初の rakumode は、代表取締役社長(CEO)の御手洗さんにインタビューした記事をお送りします。コロナウイルスの流行による混乱が続いた2021年を振り返り、2022年の新たな rakumo のチャレンジについて迫りました。

 

2021年を振り返って

編集者:今回は、2022年1発目の rakumode となります。よろしくお願いします。

御手洗:よろしくお願いします!

編集者:早速、2021年を振り返っていきたいのですが、御手洗さんにとって昨年はどのような一年でしたか?

御手洗:昨年も大変でした。2020年にコロナが流行し始めて、rakumo 自身はもともとリモートワークに対応できるような仕組みになっていたのですが、お客様やパートナーさんも皆リモートワークになってしまったため、今までのやり方では仕事を進められないようになってしまいました。特に、導入前のお客様もリモートワークになってしまっているので、rakumo のサービスを知っていただく最初の接点すら、従来の営業活動では難しくなってしまったんですね。その点で手間取ったものの、パートナーさんのオンラインのイベントに出演するなどして対応するようになりました。昨年はそれが普通になってきて、大分落ち着いてきました。rakumo のみならず社会全体として、いろんな人が自分に合ったスタイルで働けるように環境が追いついてきたということが、会社にとってはプラスに働いたのではないかと思います。

編集者:昨年9月で rakumo が上場してから1年が経ちました。どのように振り返りますか?

御手洗:上場後の1年は非常に大変でしたね。お客様と自分たちだけではなく、新たに投資家の皆さんがステークホルダーとして加わったことで、当社の事業に対して支援をしてくれる方々に対してもしっかりと説明をしていくとか、その人たちとの対話を通じて事業を考えていくということを新たにやるようになりました。2020年に上場するまでは限られた方向けにしかすることのなかった仕事なので、個人的には大変でした。会社のほうは、上場前から準備を進めて体制を作っていたので、上場後に大きな混乱はなかったですね。

編集者:毎年恒例の質問ですが、個人と会社に分けて2021年に点数をつけると何点ですか?

御手洗:2021年は業績面の課題が残ったので、点数は60点くらいになってしまいます。細かなところで変化を作ることは出来たのですが、会社全体として新しいことに対してチャレンジしきれなかったと感じています。これは会社というよりも、仕事において私自身がコミットできていなかったという反省ですね。

プライベートでの挑戦はいろいろ充実していました。実は2020年の年末から長野県塩尻市と東京の二重生活をして、自ら新しいワークスタイルを実践しています。私は昔から地域課題を重要視していたのですが、自分のこれまでのビジネスの経験をもって地方の産物や優秀な人材と協働して、地方をもっと豊かにできないかと考えています。 rakumo のサービスも、地域の中小企業のお客様にもITを使ってもらいたいという思いから出発しているのですが、都心にいるとその人たちがどのように働いているのか、何が IT化の妨げになっているのかよく見えないんですね。自分が地域に身を置いてお客様の課題を肌で感じられるようになると、サービスの改善や新しい提案ができるんじゃないかと思っています。

編集者:自身のワークスタイルを変えてみて何か発見はありましたか?

御手洗:いろいろありますよ。非常に気分の転換になります。やはり東京にずっといると日々の生活がルーチンになってしまって、新しいことを考え付いたり発見してやってみようという風にならないんです。特にコロナになってからはどこにも行けないようになってしまったのでますます新しい発見がない。でも地方に行って環境が変わると、東京とは違うものや違う人たちと接することができるので、違う考え方が見えてきて新しい発想につながっていると思います。

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rakumo が作る「次のいつもの働き方へ。」

編集者:ビジョンやミッションの達成に向けてrakumo の取り組んでいきたいことは何ですか?

御手洗:新しい働き方をさらに進めていくことが、rakumo の大きな役割だと考えています。コロナが流行してから多くの会社がリモートワークを取り入れてきましたが、課題自体も浮き彫りになってきました。たとえば、私たちもリモートワークを続けるなかで、孤独を感じたり同僚とうまくコミュニケーションをとれないストレスを感じたりしてきました。私たちのような会社でさえこのような状況なので、お客様の会社でもそれ以上に悩むことがあったのではないでしょうか。とはいえ、混乱が落ち着いていく中で、以前の働き方に戻るよりは、より成果の上がる働き方を模索していくことが必要だろうと思います。これから出社がメインになる会社にしても、次の感染の波を想定する必要があります。そのように環境の変化を踏まえながら新しい仕事の仕方を構築していかなければならないと思っています。中でも特にこれからメインになっていくのは、オンライン・オフライン併用のハイブリッドワークでしょう。オフィスであっても在宅であっても生産性の高い働き方が求められます。仕事のモードに応じて場所を選んで働ける、ABW(Activity Based Working)を促進する仕組みづくりを考えなければいけないのではないかと思います。

さらに、もう一歩踏み込んで、みんなで集まれない環境において、仕事の仕方を支える企業の文化・考え方を共有するにはどうすればよいのかという課題も出てきています。私たちはそういう様々な課題に対して、先んじて自分たちで取り組み、新しいサービスを作り出して、自分たちで使ってみるということを繰り返していこうと考え、取り組みを進めています。

それは、ビジョンとして掲げている「仕事をラクに。オモシロく。」がポイントとなるところでもあります。私が一番重要だと考えているのは、できるだけ個人の柔軟な働き方を担保しながら、組織全体として最大の成果をあげるにはどういう仕組みが必要か?ということです。皆さんの仕事の仕方を自由にデザインできて、それが他の人とも綺麗に協調している状態が、働く人にとっても、また組織にとっても幸せなのではないかと思います。これを実現することのできる仕事環境を作っていくことが当社のミッションであると考えています。

ですので、当社においては引き続きリモートワークもできる環境づくりを推奨しますし、業務時間の拘束もできるだけなくしたい。例えば、みんなで集まるミーティングは最小限にしています。ただ、目的意識ももちろん大事なので、みんなが必要だと思うものがすぐに実現できる文化も育てていきたいです。「好き勝手やるのとははき違えないように」とはいつも話していますね。

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2022年のチャレンジ

編集者:2022年をどのような1年にしたいですか?

御手洗:上場して1年たって仕事も落ち着いてきたところで、しかし成長は全く足りていないと感じています。よりお客様を広げていって、私たちのツールで満足していただきたい、働き方を変えていただきたい。それをやり切れていないことが課題だと思うので、まずはその点に力を入れたいです。

お客様をしっかり理解することを重要なテーマとして2021年はやってきました。その中でお客様のサポートを充実させてきたため、おかげさまで解約率は改善してきました。今年はさらにお客様に寄り添って、お客様の課題を理解しながら、新しいサービスや提案をしていきます。

新しいお客様を見つけてご利用いただくことを、2022年は特に力を入れてやっていきたいです。

編集者:そのためにrakumo の社員にどのようなことを期待したいですか?

御手洗:引き続き、仕組みや体制を変えるチャレンジを続けることです。やはり、みんな基本的に変えるのは面倒くさいし不安なのでやりたくない。だけど、チャレンジを続けないともう一段上に行けないことを理解してほしいです。特に上場すると、安定的に仕事をすることを重視されるので、どうしても保守的になってしまうんですが、日々のやり方を守るだけでは成長がないので、そこは思い切ってチャレンジしていかないと。チャレンジした先に成長があるので頑張ってもらいたいです。

編集者:リモートワークが浸透している状態で、社員間でチャレンジ精神の価値を共有することには困難があるように思えるのですが、、、

御手洗:良いところに気が付きましたね!本当にそうです。

編集者:何か工夫できることはあるんでしょうか?

御手洗:みんなで集まって作業するという昔からのことに力があることはわかっているのですが、やりたくてもできない環境があるわけです。なので、自分が全体の目標の中でどういう立ち位置にいて、自分の頑張ったことが他の人の頑張りにどのようにつながっているのかということが、全体として可視化されるような仕組みを作っていくと、チャレンジ精神を共有できると思います。離れていても、他人のチャレンジが見えるから自分もさぼれないなと思えたり、あの人はどうも上手くいっていないなとわかった時には手を差し伸べるというような環境が重要です。システムで業務を可視化することをやりつつ、それと同時に寄り添って一緒に考えるという文化があれば、一緒になってチャレンジしていけるのではなかと思います。

編集者:会社と個人に分けて、2022年の目標を教えてください。

御手洗:長期的にユーザー数を拡大していくことを目標にしているので、会社として今年は昨年よりもさらに大きく成長し、より広いお客様にサービスを提供させていただきたいと考えています。

個人としては、地域とのダブルワークを会社の事業に還元していきたいと思っています。地元の方々とよくお話するので、課題を把握して地方の潜在的なお客様にも使ってもらえる仕組みづくりや提案をしていきたいです。また、地域にもとても優秀な方がいることがわかってきたので、距離が離れていても一緒に仕事ができる仕組みを作れないか考えているところです。

編集者:貴重なお話ありがとうございました!

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編集後記

今回は、2022年1発目のrakumodeとして御手洗さんにお話を伺いました。会社の仕事の仕組みだけでなく文化の醸成にも熱い思いを持っていることが伝わってきました。2022年もrakumoのチャレンジにご期待ください!


また、今年もrakumodeでは様々な情報を発信していきたいと考えております!今年もどうぞよろしくお願い致します!

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