THE FIRST SLAM DUNKの感想

THE FIRST SLAM DUNKは=以前のスラムダンクとは違う

今回初日(12/3)にTHE FIRST SLAM DUNKを見に行った。
私はスラムダンクよりも当時は美少女戦士セーラームーンを
見ている女児でしたのでスラムダンクにはまったことはなく
現在の夫からスラムダンクの漫画を共有で買わないかと提案があり
もうこの年齢(30代)になれば少女漫画~青年漫画までみるため
ついにスラムダンクを見るのか…と思ったのが今年の夏。

そしてついに冬、THE FIRST SLAM DUNK(以下映画スラダン)を見ることになる。アニメは一部だけ視聴済み。古参声優オタです。


結果的に令和の映画スラダンよかった派です。


ライトなファンなのでそこまで批判することはないですね。
正直もっとひどいものだと思ったので(商法的にもよくないと思ったので)
しかし、今回パンフレットを加味しながら見てみると
「よくこの令和にスラダンを映像化できたものだ」と拍手を送りたいぐらいだった。まじでブラボー。ブラボー!!!!!

ネタバレ注意!


話はコミックで有名な山王戦でした。
しかし映画スラダンのはじめは沖縄で1on1をやっている少年がいました。
それがまさかの幼少時代:リョータだったのです。
兄がバスケがうまく、しかし1on1をしようと幼少期のリョータは言いますが3歳年上のソータは友人たちと釣りをする約束が先だということで
リョータとその日1on1をしなかったんです。
幼少のリョータは言っていけない言葉をソータに投げかけてしまい
そのまま海難事故で彼はなくなってしまう。
母のカオルは沖縄から離れソータのことを忘れようとするんです。
しかし、リョータだけはソータは亡くなった兄がいなくなってもバスケに没頭していくんです。沖縄を離れても・・・。

この話は原作で登場しておらず、原作では主役でもある花道ですが
今回の映画では「宮城リョータ」が主役でした。
彼を主軸に話は進んでいったんです。

3年のゴリ・2年の三井・1年の流川や花道には原作でもしっかりと
描かれているのに2年のリョータには確かにそういうエピソードがなかったので面白かったところの一つ。リョータのビブス「7」という数字に思い入れあるとわかると、がじんわりと山王戦・兄が成しえなかった戦いの地にいったんだなあと思うと胸がとても熱くなります。
あと個人的によかったのがリョータの母(カオル)は沖縄を離れても
兄のソータのことを亡くした悲しい気持ちから抜け出せなくてリョータとの関係がうまく立て直せずにいました。しかし山王戦のリョータに
エールを送ろうと声を張り上げようとしたときに彩子ちゃんと声が重なるんですよ。・・・・うあああああ、絶対リョータには聞こえなかったけど重なるんかい!って…うう。
ちなみに最後の終わり方もめっちゃよかった…原作の花道のエンドではなく
リョータと沢北がもう一度バスケで戦う所・・・はあ、胸が熱い。

今回思ったこと。


パンフレットを見た際、原作者の井上先生の苦悩した部分や
新しい視点でやりたかった。というのが記載していました。
映画のオファーがかなり前からあって、GOサインを出したのが2014年とのこと。声優さんのことについても触れられていましたが
確かに過去のアニメ:スラムダンクだとまた少しテイストが変わってしまい
CG部分で浮いてしまうかもしれない。
「普通の高校生である感じを大事にしたい」と書かれているパンフの文章をみてなるほどなーと考えさせられました。
とはいえ、広報のやり方はどうかとおもいます…。
みんな思っている通り、声優さんたちは悪くないんだよ、広報の仕方だよ…まじで。
しかし声優さんたちもずっと言えないのを我慢してやっと発表になったとおもえば炎上コメント爆発。見てもいられませんでした。
でも公開日ふたを開けてみれば、とてもいい、新しいスラムダンクだったと思いました。
Twitterで「制作サイドがスラダンしらなかったって…愛がない」や「リスペクトがない」と批判されているのも見たんですが愛がなければいけないのか…要は制作サイドもあくまでビジネスなんですよ。
しかし、いいものを作ろうとしていると考えれば「愛がない、リスペクトがなく苦労話が多い。」とあってもそれはファン側の「身勝手な考え」なんだよなとも思える。
パンフでスタッフ全員がバスケ経験者ではないからニュアンスの伝え方に苦労するかと思えばスタッフの方々がバスケを実際に習いにいって実際に自分でプレイしてみた。と記載がありこれはしっかりと作ろうとしているといえるのではないだろうか…。リアルなバスケを見ているようで楽しかったし
アニメ・CGならではな部分が見れて非常に楽しかったです。

古参のスラムダンクのファンが見たかった映画ではなかった。と言われてもしょうがないのかもしれない。私たちが昔見た「アニメのスラムダンク」ではなかったし尺の関係上モノローグやギャグも大分削いでいるのもみていてわかります。しかし、その削いだ分しっかりときれいに映画はおさめられているのではないでしょうか。1本によく収めたな、と感動しましたしリョータのことがもっとすきになった。
(個人的に三井とリョータが初めて出会うシーン好きです)

新しいスラムダンク、とてもよかったです。
またタイミングあれば身に行ければと思います!
よかった!本当にありがとうございました!!!!


そして物販で買えたのはパンフレットと狂気すぎるグッズ
「三井を何度でも~CD」まじでクレイジー。聞きます!!!


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