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イギリスの視覚障害児・者に対する多様な生活支援の実情と支援者の関わりについて(はじめに)

はじめまして。
視覚障害リハビリテーションワーカーのKumiです。
このnoteに目をとめていただいてありがとうございます。
少し緊張しますね(笑)どきどき。

私の仕事はひとことで言うと視覚障害者支援です。
視覚障害に関する相談対応や、視覚障害者に対して白杖歩行・点字の読み書き・パソコンやスマートフォンといったICT機器の使い方・調理などの訓練を実施し、目が見えない・見えにくいことで生じる日常生活のお困りごとを減らすためのお手伝いをしています。
とても大切な仕事ですが、世の中的にあまり知られていません。

さて、そろそろ本題に入ります。

私は2018年11月に、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが実施する「社会福祉士・精神保健福祉士 海外研修・調査」というプログラムでイギリスに派遣されるという幸運を得ました。このプログラム、応募者が自分の調査したい国や内容を選ぶことができるもので、私は自分が長年関わっている視覚障害に関する調査をイギリスで行うことを希望しました。その調査テーマが「イギリスの視覚障害児・者に対する多様な生活支援の実情と支援者の関わりについて」です。

公益財団法人さまに派遣費用を出していただきましたので、すでに、きっちりとした報告書を書きました。しかし残念ながら、その報告書の中身を多くの方は目にすることがないでしょう。

また、派遣決定から出発するまでの短い間、訪問予定の機関についてインターネットや書籍で調べようとしたのですが、日本語で詳しく書かれているものにはあまり出会えませんでした。まぁ、今は本当にいい時代で、chromeの翻訳機能も駆使しましたが機械翻訳はニュアンスが分かりにくいところもあり・・・。

そこで、おこがましくも、日本の視覚障害リハビリテーションワーカー代表のつもりで私が見てきたことを多くの方と共有したいと思い、改めてnoteに書くことにしました。

派遣期間は20日間で1か所の滞在時間は1時間~1日とあまり長くないため広く浅い報告になるかもしれませんが、せっかくお金と時間といろんな方の協力のおかげで実現したこの研修の成果をひとりじめしてしまうのはもったいない!と、なにやら突き動かされるものがあるのです。

これが私だけではなく一人でも多くの方にヒントを与えるものになるといいなぁと思っています。

それでは はじめましょう!


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