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次回研究会テーマ、神武天皇の即位年を数学する

このところ体調が思わしくなく、行事を次から次へとキャンセルする無様なことになっています。

前回、邪馬壹國研究会は5月8日でした。が、当日かかりつけ医に検査結果を説明してもらっている最中に不調となり、ベッドで横になり、そのまま点滴となりました。それが効いたのか少し正気を取り戻しましたが、自走では危ないとの先生の判断で、家内に迎えに来てもらいました。トホ

前回予定だったのは、「歴史を数字で検証する」というテーマでした。一番の目玉は、神武天皇の即位年、明治時代に那珂通世により紀元前660年とされ、爾来踏襲されておりますが、この検証です。

100年にも及ぶ在位の天皇が居たりして、リアルに書かれているはずの古事記が人間離れしているので、間違いなく瑕疵があると思っておりました。

そこで、算数の出番、確かに実在して年代もほぼ正しいと言われて、ある程度学者間でコンセンサスのある天皇から現在までを統計的に処理して関数を得、それから古代に遡って、天皇在位年数を累積します。そして、史実の天皇即位年から減算して、神武天皇の即位年を得ます。

その天皇とは、継体天皇と推古天皇です。


史実とされる最古の天皇

これは以前の研究会でも取り上げ、詳しく解説しました。しかし、あれからもう随分となるので、新たに、平成の天皇の在位期間を更新しての計算になります。

詳しくは、研究会での動画をアップしようとしたのですが、キャンセルの為、また改めて掲載しようと思います。

推古天皇、R^2は0.6と、式はすこぶる相関がある

出し惜しみせず、今回、結論だけ書いておきます。
計算結果は西暦300年を跨ぐ頃でした。仮に、辛酉年を探すと、301年が該当します。ひょっとすると361年も考えられますが、241年はあり得ませんね。

辛酉(かのととり)と西暦


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