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ロシア=ウクライナ戦争における我が国の間違った道

 ロシア=ウクライナ戦争が始まって1年以上が経過しましたが、ウクライナへの岸田政権の傾斜ぶりには反発と危うさを覚えます。戦後日本は第3国の戦さに介入しないことは国是ではなかったのか。この度の戦さにおいても我が国は中立を保つべきなのでないだろうか。
 我が国の軍事的条約は日米安保条約のみのはず。この条約には日本国に対する武力攻撃に対し米国は日本とともに守るべきことが明記されてはいるがその逆は記されていない。かつての湾岸戦争でもイラク戦争でも我が国の参戦義務がないことは明白。中立を守るべきだった。ただオイルの輸送だけは自力で守らねばならないが。
 もっとも人道上ウクライナからの避難民は受け入れて然るべきだろう。
 ゼレンスキー大統領をめぐる西側の国際ショーに参加することに自国の安全を掛けたつもりなのだろうがそれは軽薄の誹りを免れまい。もっと泰然と悠々と構えアメリカから何か圧力がかかっても我が国に対してのアメリカの次の手を見ながら対応することだ。
 日本外交は時空の視野を広く持つべきだ。アメリカにおいても大統領が替われば大きく政策が変わるかもしれない。昨日の友は今日の敵、逆も然り。もっと強かさを望むものである。(2023.6.23)

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