『成瀬は天下を取りに行く』読書所感
こんにちは、らくいこです😊
子育て世代のアラフォーが、家庭と仕事とサードプレイスと、
いかにバランスよく、二度とない人生をどれだけ楽しめるか。そんな内容で日々の気付きなどを書いています✍
あなたは本を買うときどこで買いますか??
ネット?本屋さん?Kindleのようなサブスク?
買わずに図書館などで借りるという方もいらっしゃるかもしれませんね💡
僕はネットで本を買うことも多いですが、本屋さんに行くことも多いです。
ネットは自分の探したい本や、よく読む傾向の本がおすすめされるので、ついつい買ってしまうこともあります。
でも、本屋さんだとそのときに流行ってるものや、今まで全然自分が関心なかったような本も、表紙やタイトルが気になって手に取ったりする、偶然な出会いがあるからスキです📖
(あと本を選んだり、パラパラめくったり、落ち着いた雰囲気なのもスキ)
ようやく本題
さて、最近「成瀬は天下を取りに行く」という超有名な小説を読みました。この「成瀬は天下を取りに行く」というタイトルと、表紙の絵が気になって手に取りました。
可愛いけど凛としてそうな少女が描かれていて、痛快なストーリーを予想しました。
が、
意外と読み終わってみると、痛快というほどにはいかず、ちょっとほっこりするような、学生時代を懐かしむ心温まるストーリーでした。
爽快感というよりは、「こんな時代もあったなぁ」という感覚になりました。
あらすじ
この物語のあらすじは、滋賀県の大津市を中心とした街のお話です。
中学生のちょっと風変わりな女の子が主人公、成瀬。
彼女は周りとは違った感覚を持っていて、急にけん玉日本一を目指したり、シャボン玉で日本一を目指したり、M-1に出てみようと言ったりと、思いついたらいろいろとやってみるタイプの子です。
周りの目は気にせず、「我が道を行く」
そんなタイプの子が主人公なんですよね。
もちろん、この成瀬を中心に話が進んでいき、彼女が自分のやりたいことをやる、行きたいように生きるというストーリーです。
作中では成瀬を中心とした友達、特に島崎という子が一番登場します。
彼女は一緒にM-1に出たり、高校で離れ離れになってからも親友として登場します。
突拍子もない事を言い出し、それをただ実行していく。
そんな成瀬に振り回されながらも、強烈に惹かれている島崎。
途中までは成瀬が好き勝手やっているように見えますが、物語の終わりの方で、成瀬自身がいろんな人に助けられてきたことにふと気づくタイミングがあります。
成瀬の気付き
ここまで言うとネタバレになってしまいますが、それが成瀬の成長の証というか、今までなかった感情に気づくきっかけを友達からもらいます。
その変化で一番印象的だったのが、
成瀬が毎日AIのようにルーティーンで行っていることができなくなったり、なにをやってもうまくいかないといったように感じたところでした。
どんなに我が道を行くタイプの人でも、見えないところで支えられているし、周りの協力がなければ自由にもできないと感じました。
これっておそらく、実生活でも同じですよね。
当たり前のようにしていることも、実は誰かが時間と労力を使ってやってくれていることだったり、見えないところで支えてくれている。
島崎や他の登場人物との繋がりを見ていたらそんな気持ちになりました。
おわりに
この「成瀬は天下を取りに行く」のストーリーは、ちょうど夏が舞台なんですよね。
最近、毎日本当に暑い日が続いています。
そんな夏の時期にこの本を読むと、本当にバッチリ合っていて、爽やかな風が吹いたような、そんな気がしました。
この「成瀬は天下を取りに行く」は続編も出ているので、また買って読んでみたいと思います。どんな展開になるのか楽しみです。
最後まで読んでくださってありがとうございました😊
今日も、そして明日も、好きな1日をお過ごしください。
ではまた!
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