私の好きなプロレス技

 様々なものが中止や延期になり、私も寂しい思いをしております。特にプロレスがないのが寂しいですね。普通ならば試合のない日もストーリーが進行していたりして、ニュースを見るだけでも楽しいものですが。

 このままだと、新しいファンの獲得も難しそうです。でも、動画などで過去の試合を観ることはできます。そこで今回「私の好きなプロレス技」を紹介して、少しでもプロレスに興味を持ってもらえれば、と思いました。


ドラゴン・ラナ(ドラゴン・キッド)

 私がプロレスに興味を持つようになったきっかけは、たまたま観た闘龍門の試合でした。そこで最も目を引いたのが、ドラゴン・キッド。とにかく動きまくる選手で、ちょっと信じられないような技が多いのです。その中でもドラゴン・ラナは、トップロープから跳んで、前方宙返りしながら相手の首を両足で挟み、丸め込みながら後頭部を打ち付ける……と文字で説明しても意味の分からない技です。キッドには他にも説明しきれない多彩な技があり、全く見ていて飽きません。


バックドロップ(永田裕司)

 基本中の基本の技ですね。相手の腰に腕を回して、後ろに投げます。そのままブリッジしてかためると、バックドロップ・ホールドになります。この技を使う選手は多いですが、その中でも永田のものは特に美しいと思います。「よいしょ」という感じの人も多いのですが、永田は「すんっ」と投げる感じで、無駄のない曲線を描いているように思います。永田もキックや関節技など多彩な技を使う選手で、ワクワクしながら見れますね。


スコーピオライジング(里村明衣子)

 相手が膝立ち状態の時、その膝を踏み台にしてかかとおとしをする技です。シャイニング系の派生技は多いですが、普通の相手にはなかなかかかと落としはできないので、合理的な技だと思います。私が本格的にプロレスが好きになったのは、里村と北斗晶の試合を観たことによります。本当に死闘で、しかも詳しくなくてもベテランに新人が向かう構図が分かりやすくて、ストーリーの熱さを感じました。


ジョン・ウー(SUWA)

 両足で相手の腹を蹴りふっとばす技です。コーナーポストまで相手が飛んでいく様子は見ていて気持ちがいいです。今ではオカダ・カズチカがするので、見たことのある人も多いのではないでしょうか。似たような形でも使い手によって技の名前が変わることも多いですが、ジョン・ウーはすっかり名前が定着しているようで、そんなところもちょっとうれしいです。


お船DEぴょん(お船)

 コーナー二段目からのニードロップ。「お船で」に対して観客が「ぴょーん」と掛け声をするのがお決まり。お船は以前KAIENTAI DOJOにいた、セーラー服にマスクという不思議な女子レスラー。コミカルな印象ですが、いろんな選手と熱戦を繰り広げていました。面白さもあり、熱さもあり、というのはプロレスのだいご味で、それを強く表現していた選手の一人だと思います。


マッケンロー(中西学)
 相手の膝裏をラリアットして、バランスを崩して倒すという技。どうして思いついたのか謎な技。名前の由来はテニス選手からということで、言われてみればそうも見えます。これ以外にも、中西にはパワーあふれるがゆえに面白く見える技が多いです。引退したのが本当に残念ですね。


 まだまだほかにもありますが、ぜひ実際の試合を観て様々な技を知ってもらえればと思います。

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